富田林・寺内町 あてまげの辻
 その①

あん庵のお菓子の中に「寺内町・あてまげの辻」というお菓子があります

「あてまげ」と言うのは、交差点の形状の名前で、本来四つ辻と言うのは、上から見て十字に道が交差しています。

 

ただ「あてまげの辻」と言うのはの上から見て、道が左右に半間ずつずれているのです。

1間と言うのは今で言う1.8メートルのことで半間すなわち90cm分道がずれているのです。

要するに、交差点で交差する道を通るときに、まっすぐの道ではないので少し斜めに進みながら通るというめんどくさい形になります。

 

まぁ普通に考えればあまり機能的ではないと思うのですが、そのとおりです。その筋を通過するのに、少し注意をしたり、減速をしたり、とにかく一気に通ることができないのは明らかです。

 

寺内町と言うのは何百年も前より続く自治区だそうです。要するに、幕府(政府)管轄ではないので、自分の身は自分で守ると言う事です。まぁ例えば、警察とかも自治警察で警備しなければいけません。

その時に敵の侵入を少しでも防ぐように道を曲げ、防御体制を整えていたと言うことです。その道の形は、現在でも残っていて、まさしく寺内町にふさわしいデザインだと思いました。

今ほどインターネットが盛んでなくというか、自分自身あまり使いこなせていなかったので、調べるのもネットではなく、自分の足で歩きまわって調べました。実はあん庵の記念すべき、ご当地銘菓第1号なのです。

 

 

富田林市・きらめきミュージアムの「あてまげの辻」解説

あてまげの辻 | 結果一覧 | 見どころを探す | 富田林きらめきミュージアム:富田林市(とんだばやしし) (tondabayashi-city.jp)

富田林商工会・あてまげの辻ページ

和菓子工房あん庵「寺内町あてまげの辻」 (tonshow.or.jp)

外国人にからまれた⁉

今日はちょっとどうでもいい話なんですが、京都に行く用事があり、今ぶらぶらと京都市内を歩いていたのですが、もうすっかりインバウンドが戻ってきてる感じでしたね。

外国人が多いこと多いことあちらこちらで英語のみならずいろんな言語が聞こえてきました。まぁそれはいいんですけどそうやって道を歩いていると、多分30代位の男性に絡まれたんです。

カタコトの日本語で自分のことを「ヤクザ!ヤクザ!」てアピールしてるんです。誰かに教えてもらったんでしょうね(*_*;

 

それで僕の顔を見てイエーイ!みたいな感じで握手を求められました。完全に酔っ払ってるんです。

まぁ僕も握手だけしてお茶を濁すと思ったんですが、なんと僕の手の甲にキスをしようとするんです。もう一度言いますが30代の男性です。

まぁちゃんと握手までは協力しましたけど、さすがにキスはノーサンキューです。

「もうええて‼‼‼‼」って大阪弁丸出しで振り払って退散したのですが、後になって得意の英語!で気のきいた事を言ってやればよかったと後悔しました

得意の英語ってないんですけど笑

 

●松田なんで店をつくったのか?  https://w-anan.jp/about/

 

 

【七十二候・第十一候】桜始開(さくらはじめてひらく)

桜前線が北上してきて、日本中が桜色に染まってきます。

桜は日本人にとって何か特別な花のような気がします。1つは春の入学卒業就職など出会いや別れの時期に重なること。一瞬で美しい姿を見せながらも、2週間ほどで全て散っていく潔さ儚さ。そんなところが日本人に合うんでしょうね。

ところが、外国の方も実は桜が大好きで、日本に来たら見たいモノの上位に必ず桜と富士山は入るようです。外国にも桜はあるのですが、また違うみたいですね。

お花見と言えば昔は梅だったようですが、今では梅をイメージする人はあまりいなくて、ほとんどの方は桜を思い浮かぶことでしょう。桜の開花は山から降りてくる神様が宿った印で、お花見はお祝いの意味もあると言うことです。

桜の名所は無数にありますが、そのうちの1つ吉野の桜は見事ですね。吉野の千本桜と言えば皆さんご存知の方も多いと思います。

でも本当は吉野には200種類の桜が30,000本あるらしいんです。30,000本あるのに千本桜

もちろんたくさんの事を比喩して「千」なんですがもうちょっと盛っても良かったですね(冗談です)

吉野町HP
https://www.town.yoshino.nara.jp/kanko-event/kanouki/kaika/

旬の野菜は浅葱だそうで、僕も大好きなのですがネギとどう違うねんて思ってました。でも実際違いますよね。それもそのはず浅葱はネギの変種で山菜の一種のようなものです。香りも良いし食べやすいので個人的には大好きです。どうもネギよりも浅い緑色であることからこの名前がついたようです。

 

似たようなものとして分葱もありますね。これは又少し違ってネギと玉ねぎの雑種になるようです。一口にネギと言っても奥深い。。。

さくら餅 その③ 道明寺 糒

道明寺と言うと、実はうちの地元なんです。

藤井寺市道明寺と言う場所がありまして、そこには道明寺天満宮と言う神社と道明寺と言うお寺があります。 ほんとどうでもいい話なんですが、僕が生まれて宮参りに行った時は、この道明寺天満宮に行きました。

道明寺天満宮 (domyojitenmangu.com)

そして道明寺というのは・・・

道明寺は7世紀中葉に土師氏の氏寺として建立された土師寺を起源とした尼寺です。土師氏の後裔である菅原道真公が、太宰府下向に際して伯母の覚寿尼を訪れたゆかりの地です。 建立当初は現在の道明寺天満宮の南側参道付近に位置し、現在も塔心礎が残っています。 その後、戦国時代の戦火や江戸時代の石川の洪水による荒廃が原因で道明寺天満宮の境内地に移り、さらに明治時代の神仏分離令に よって現在地に移されました。 国宝である本尊の十一面観音立像は毎月18日と25日に拝観することができます。関西風桜餅(道明寺餅)など和菓子の材料として知られる「道明寺糒」「道明寺粉」発祥の寺としても有名です。(藤井寺市観光協会HPより)

蓮土山 道明寺 | Domyoji Temple

 

あなたは、糒(ほしいい/ほしい/ほしいひ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?学校の授業を真面目に聞いていた方は、きっと記憶の片隅にあることだと思いますそうです。古典の授業で出てきた糒、すなわち今で言うところのインスタントラーメンのお米バージョンといったところでしょうか。

昔は旅に出るときに当然歩いて何百キロと進むのですが、やっぱり途中お店とかない分ところも多いですよね。そんな時にお腹が減ったら何か食べたいんだけど、コンビニもないしポテチもチョコレートもないしと言うことで、腐らない干した米を持ち歩いてたんですね。

もちろん昔の人とはいえど、生米を生そのまま食べることができないので、いちど炊き上げた米を干すんですね。そうすると水で戻したときにちゃんと食べれるご飯になる。専門的に言うとでんぷんのアルファ化(糊化)の状態ですね。人間というのは、でんぷんは基本生では食べることが出来ません。米にしろ小麦にしろ芋にしろ、(芋でも山芋は生で食べられます。又その話は別のところで・・・)でんぷんをアルファ化させるためには熱と水分が必要なのです。しかしその食べられるようになったでんぷんも時間が経てばベータ化(老化)し、食べられなくなってしまいます。炊き立てのご飯が次の日はパサパサでまずくなるのはこの為です。

ちなみに老化速度は0℃付近が一番早いので、ご飯の残りは冷蔵庫に入れた方が早く老化してしまいます。冷凍の方が保存状態は良くなるわけです。

まとめると、でんぷんは「生のでんぷん」と加水加熱して出来た「アルファ化(糊化)でんぷん」、そして時間が経って食べられなくなった「ベータ化(老化)でんぷん」があります。

当たり前のようにでんぷん(炭水化物)を毎日食べてる我々ですが、人類が火を使えるようになってなかったら・・・ご飯もうどんもパンも食べることは出来なかったのです。炭水化物なかったら飢えてたでしょうし。火を使えたって実はミラクルなのです。

それで「アルファ化でんぷん」を持ち歩くとどうしても「ベータ化」して食べられなくなる。ですので「アルファ化でんぷん」から急激に水分を取ってしまって「アルファ化」のまま固定させるんです。そうすることによって食品がアルファ化の状態のままさらに腐らずに、食べたい時に水分を戻すことによって食べることが出来るインスタント食品が出来上がるのです。

インスタントラーメンの製法が麺を油で揚げたり、フリーズドライでするのもこの理論を使ってる訳です。その理論を知っていたのか知らなかったのか、何百年も前のご先祖様は経験として知っていて、「インスタントご飯」すなわち「糒」を食べていたのです。

 

・・・・話が長くなりましたが、その糒が道明寺が発祥の地だということなんです。 それは道明寺粉と呼ばれ、もっと細かく言うと二つ割三ツ割四つ割り五つ割とか細かさによって分類されます。

その道明寺粉に水分とお砂糖を加えて、あんこを包み、塩漬けの桜葉でまいたものが今ある道明寺桜餅となります。

でもあん庵の桜餅は実はこの道明寺粉を使ってません・・・。

実はもち米から直接作る製法で勝手に生道明寺と呼んでいます。道明寺湖は干す段階で干した匂いというのが付きます。それが大好きな人も沢山おられます。ただクセがあるのも事実で、もち米から作る製法の1番のメリットは、こうした匂いがなくもち米本来の旨味が出ることです。もちろん道明寺粉を使った桜餅もおいしいのですし、しっかりとした歯ごたえがあります。それに対して生道明寺はもっちり柔らかく仕上がるのです。もうこうなると好みですけどね。

さらに10年ほど前までは第3の桜餅として求肥を使ってた新しいものを作ってました。ブランデー漬けのチェリーを使いそれをすだちで味を整えます。それを中に忍ばせたさくらさくらと言うお菓子で、昔テレビチャンピオンと言うテレビ番組の勝負に使いました。しばらく売ってたんですけど、もう種類が増えすぎてやめちゃいました。残念また機会があれば作りたいですね。

苺を包んだ桜餅もしましたね~
三色団子の1番目の味も桜だし。
桜大好き日本人(^^

 

 

 

 

さくら餅 その②

では、実際どのように違うのでしょうか?

僕が昔聞いたのは、長命寺桜もちと呼ばれるものは、東京の長命寺というお寺が発祥の地と言われていて、その長命寺で庭にに植えている桜の葉っぱをお坊さんが掃除してる時に、捨てるのももったいないので塩漬けにしたらいい感じになったと。薄く小麦粉を焼いてあんこを巻いたものを桜の葉で巻いたところ美味かった。それ以来桜餅として売り始めた…そんな感じだったと思います。

<写真はイメージです>

実際に調べてみると、東京の「長命寺桜餅」と言う和菓子屋の創設者である山本清緑さんが享保2年に土手の桜の葉を生樽の中に塩漬けにして試み、桜餅と言うものを考案したと言うことです。それを向島の長命寺の門にて売り始めたというところから、長命寺桜餅と呼ばれるようになったということです。

結構浅草にはよく行くので又行ってみようかなと思います。

TOPページ|長命寺櫻もち (sakura-mochi.com)

苺大福が出てくるまでは、ダントツで人気のあった桜餅。もちろん今でもかなりの人気です。

昨年「あなたは桜餅の葉っぱを食べる派?食べない派?」のアンケートで、「食べる」と答えた人が約6割と言う結果が出ました。そんな話が出来るくらい桜餅は日本人に浸透している和菓子の1つです。

明日は道明寺桜餅についてお話しします。

さくら餅 その①

皆さん桜餅と聞いてどんな桜餅を想い描くでしょうか笑?桜餅ってそんなの何種類もあるのって思った方そうなんです。桜餅は1種類では無いのです。

 

関西に住んでいる僕にとっては桜餅といえば、「ご飯のつぶつぶがいっぱいあるやつ」って感じです。てかそれしかないと思っていたのです。ところが20歳位の時に映画のワンシーンで、あるOLが会社でかなんかでむしゃくしゃしたときに、桜餅をやけ食いするというカットが出てきたんです。そしてなんとその桜餅と言ってるそのお菓子は、「ご飯つぶつぶ」じゃなくて、何かの生地でくるくると巻きあげたフォルムの桜餅だったんです。

 

関東地方にいる人は多分それが当たり前の話で、何を不思議がっているのかわからないと思います。でも「ご飯のつぶつぶ」のやつしか見たことのない僕にとっては「なんじゃ、この食べ物は?」と思ったのでした。

今のように検索1つで画像が無限に出てくる時代なら、そんな情報もいっぱい入ってくるのですが、携帯電話もないような時代。調べるとすれば、百科事典を引っ張り出してきたそんな時代です。地方によっていろいろなものがあるというのは、実際にその地方に行って食べないと疑問すら出てこないのです。

 

その後、僕は和菓子職人になったので、関東風の長命寺桜餅、関西風の道明寺桜餅というのが理解でき、さらに自分のオリジナルの桜餅を作ったりとかそういう風になっていくのですが、初めて見たときの衝撃は今でも忘れません。

WBC決勝戦 日本対USA

今日はお店は営業してるのですが、個人的にはお休みを頂きました。

ゆっくりしようと思っていたのですが、習慣とは怖いものでやっぱり5時に目が開いて無理から2度寝するも6時に又起きてしまいました。仕方がないので6km程走って朝ごはんをゆっくり食べ、楽しみにしていたWBCを見ることにしました。

普段野球はあまり見ないので(最後に球場に足を運んだのは新庄が阪神にいる時の巨人戦で、桑田が投げてました・・・)完全なる「にわか」ですが、サッカーにしろ、カーリングにしろ、バレーボールにしろ国際試合はやはり日本を応援しますし勝つと心底嬉しいです^ ^

昨日の準決勝では村上(神!)選手のさよならツーベスで勢いに乗ってる侍ジャパン!

我が羽曳野市の誇りダルビッシュ選手や大谷選手の活躍も見てみたいですね

今から見ます〜

・(試合観戦中)

と言うわけで、試合終了!!!!!!

見事優勝!すごいすごいすごい

村上選手と岡本選手のホームランで勢いに乗った侍ジャパン、その後1点差まで詰め寄られるも最後はダルビッシュ選手と大谷選手のリリーフリレーで優勝をもぎ取りました。もちろん見てても誰か1人の活躍というよりホント全員野球って感じでしたね。

古田さんの解説も的確で面白かったです。当たり前ですがやっぱりキャッチャー目線なのでみんながピッチャーに目を向けてる時でもキャッチャーのリードに対しての解説をしててさすがですね。

それでも最後の大谷翔平対マイク・トラウトの最後の打席での真剣勝負は最大の見どころでしたね。国旗を持って入場したのもこの2人。栗山監督も野球の神様がいると言ってたようにまるでドラマを見てる様でした。

大きな感動をありがとうございました。

と、ブログを書いているとウチの工場長から連絡があり、明日は優勝記念で「ふわふわ生どらやき」の焼印はバットとボールでいきましょう!とのことです。

だから明日の生どらは野球になります(笑)

 

【七十二候・第十候】雀始巣(すずめはじめてすくう)

今日はお彼岸の中日、春分の日ですね。昼と夜が同じ長さになる日です・・・・って普通はそう思ってますよね?

実は同じではないのです。

と、いうのも日の出と日の入りの定義が違う(というか同じ?)ことによって生じる現象なのです。あまり深く考えたことはないと思うのですが、日の出って聞いたらどの瞬間を思い出します?

そう、お日様が少しでも顔を出したその瞬間ですよね!

太陽が全部出た時を日の出というより、少しでも出た時が日の出っぽいですよね。

日の入りはどうでしょう。少しでも太陽が水平線(地平線)に触れた時が日の入りでしょうか?いやぁ、何となくやっぱりお日様が最後まで全部沈んだ瞬間が日の入りって感じしません?

日の出日の入りの定義はこの感覚と同じなので、すなわち太陽の先端が出た瞬間から太陽のお尻が見えなくなる瞬間。太陽の位置の基準が先端とお尻なので太陽1個分の移動する時間分だけ昼間が長くなるのです。もしも太陽の中心点を基準に定義づけしたら昼夜の長さは同じということになります。(他にも屈折率も関係しますが割愛)

ちょっとどうでもいい話から入りましたが、春も本番になってきて桜も

咲き始めました。雀も巣を作り始めます。

雀も一時より数が減りましたね。戦後より1/10位になったそうです。人家も隙間がなくなり巣を作る場所も減り、カラスなどの天敵に襲われることも多くなったのが原因の一つらしいです。

僕の子どもの時もスズメを見ない日は無かったと思うのですが、そういえばいつの頃からか「チュンチュン」って聞かなくなりましたね。作物被害もあったのでいい面もあるとは思いますが、いつか絶滅するかも知れないですね。ちょっと寂しい。

 

 

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。

おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。

(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)

参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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どら焼き その5

そうそして、やっとウチのどら焼きの特徴ご説明します〜

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はびきのビジターセンターOPEN

本日「はびきのビジターセンター」がオープンし、セレモニーが開かれました。晴れて良かった。

https://ok-habikino.jp/spot/?category=8#spot_list

やまのは市長などのご挨拶の後地元のダンスチームのダンス等色々楽しめました。

ウチはささやかにビジターセンターの中の棚で「はにわのかくれんぼ」等を置かせて頂いています。

 

ところで、今WBCが大盛り上がりですがダルビッシュ有選手って羽曳野市出身ってご存知でした?それもウチと一緒の町内の羽曳が丘なんです。
残念ながら面識はないのですが、お父さんは何度かお店でお見掛け致しました。お母さんも今日セレモニーに参加されてました。

ビジターセンターに入るとダルビッシュさんのポスターや著書が置かれているので、知らない人が入ると、ん?なぜここにダルビッシュのポスターが?って不思議に思うかもしれません。

羽曳野に来られる際はぜひお立ち寄りくださいね

 

彼岸の入り 2023.3

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、寒さも和らぎ朝の明るくなる時間も随分と早くなりましたね。暖かくなると気分がウキウキしますね。

お彼岸と言うのはよく聞くんですが、実際彼岸ってどういう意味なのでしょうか?夏のお盆とは違うんですかね?

簡単に言うと彼岸と言うのは、今私たちがいる世界、よく「この世」と言い方をしますが、これを「此岸(しがん)」と言ういいます。

その此岸に対して向こう側、平たく言うと、「あの世」と言うことになります。三途の川を渡るとあの世に行くとよく言いますよね。

 

お彼岸は春と秋にあり、春分の日秋分の日がそれぞれお彼岸の中日になっています。中日を含め前後3日で計7日間がこの世とあの世の距離が1年のうちで1番短くなるとされています。ですので、この期間はご先祖様へ日ごろの感謝を込めて供養をします。

それに対して、お盆は8月15日にご先祖様があの世から自宅に帰ってくる日とされています。東京のほうは7月15日にお盆があったりするようです。逆に8月15日を月遅れ盆と言ったりします。ただ一般的にはお盆とかお盆休みと言えば、8月の中旬を指すことが多いですね。

 

ちなみに、お盆もお彼岸も語源はサンスクリット語から来ているようですね。サンスクリット語とは古代のインドで使われていた言葉でヒンズー教や大乗仏教の経典などこの言語で書かれていると言うことです。まさに聖地ですね。三蔵法師が、天竺まで旅をしたのもうなづけます。

子どもの時に(また話それる・・・)「西遊記」という特撮のTVドラマが流行って、三蔵法師が夏目雅子さん、孫悟空が堺正章さん、沙悟浄が岸部一徳さん、猪八戒が西田敏行さん(続編は左とん平さん)のスペシャルメンバーでしたね。

夏目雅子さんは若くして天国に逝かれましたが本当にお綺麗な方でしたね。何年か経った後、canon PIXELのCMで松田聖子さんが「あなたに逢いたくて」という歌をバックに夏目雅子さんの写真集が紹介されてました。プリンターのCMなのでそのプリンターで写真集作ったので応募してくださいね。的なキャンペーンだったと思うのですが、応募した記憶があります。

夏目雅子 キヤノン PIXEL CM 松田聖子「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」 – CMソング動画紹介 (song-cm.com)

「西遊記」はその後、宮沢りえさん/本木雅弘さん主演、牧瀬里穂さん/唐沢寿明さん主演、深津絵里さん/香取慎吾さん主演と何度もリメイクされていて、宮沢りえさんのあんまし覚えてませんがその他は全部見ました。個人的にはやっぱり夏目雅子さん最高でしたね。

 

そしてお彼岸のお供No1(当社調べ)と言えば、やはりおはぎと言うことになります。おはぎは、年中販売しているところも多い和菓子の1つです。昔は家庭でもよく作られていて、地方によっては「半殺し」という名前もありました。えらい物騒な名前なんですが、お米を全てつぶしてお餅にするのではなく、半分だけ潰すと言う意味で半殺しと言うんです。面白いですね。

今日はあいにくの天気でしたが明日は晴れそうです。

ご先祖様に感謝。

難しくも楽しくも茶の湯の世界

先日のブログで伊賀上野にある紅梅屋さんの「さまざま桜」の事を書いたのですが、昨日のお稽古で今年も又「さまざま桜」が出てまいりました。素朴な味わいであるを感じます。

お稽古は僕にとってはかなり難しく、総飾りからのお濃茶からの続き薄でした。これは仕組点(しぐみだて)というのでしょうか、建水にお茶碗を重ねるという、もはや素人には太刀打ちできないほどの難しさ。

お濃茶の茶入からお薄の茶器に変えていくのですが、徐々に位置が変わっていく工程が頭がこんがらがります。更にそこで茶巾も絞るのは普段水屋でちゃんと扱ってるかどうかがバレちゃいます。(いやいや、ちゃんとしろよ)

先生に親切に教えて頂けたので一応はさせて頂きましたが、一人ではとても出来ないですね・・・。

人生いくつになっても勉強です。

どら焼き その4

素材はそんな感じでどら焼きは出来上がります。

ところで、和菓子職人には国家試験というものがあります。えっ?意外?

ただ医者などの免許と違って必ず取得しなければその職業に就くことができないという訳ではありません。平たく言うと持ってなくても菓子職人にはなれます。それは調理師でも同じで、仮に三ツ星レストランのシェフでも特に調理師免許は必要ありません。(フグの調理など例外はあります)

だったらそんな資格いらないような気がしますがそんなこともありませんし、実際製造に当たってる職人はほとんど持っているはずです。(パートタイムの製造補助の方は分かりませんが)

試験というだけあって、そういう指定の学習機関か現場で働いた経験がある程度ないと受ける資格が得れないし、勉強しないと受からないので持ってるという事はある程度の専門知識を備えてるという事で会社もそういう人を優先に雇用する傾向にあります。

そしてその国家試験にも次の段階があってこれが「技能士」と呼ばれる資格で2級と1級があります。これは学科の勉強もさることながら製造技術のスキルが大きく問われ、この技能士試験の2級にどら焼きを焼くという試験があるのです。

そうなんです。どら焼きの皮を焼くというのは見た目に簡単なのですが、すごく技術がいるのです。

生地の合わせ具合、火加減、大きさ、ひっくり返すタイミング、焼き色、さじ加減、全てを同じように焼いていかなければなりません。職人って本当大変なんです。

でもそれを美味しいって言ってもらえれば、しんどさも吹っ飛ぶのです(笑)

【七十二候・第九候】菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

啓蟄で虫の動きが活発になると今度は幼虫から蝶になっていく季節ですね。実際2-3日前は20度を超す陽気な感じでした。でも三寒四温。4月頃までは寒い日がまだまだやってきますよ。

そして、3/16は「十六団子の日」ってご存知でしょうか?
特に東北地方には米作りを始める時期である3月16に農耕の神様が山から里に降りてくると言われています。その神様を迎えて16個の団子を供える風習が出来たそうです。

そこでクイズ?です!

和菓子界で16と言えば何を思い浮かべるでしょう?
①和菓子の日
②嘉承の儀
③あん庵豆大福の日

正解は・・・・全部です。

すみません

和菓子の日は6/16です
そしてその6/16は「嘉承の儀」が由来となっています。
嘉承の儀については
嘉祥の儀(かじょうのぎ) (koyomi8.com)
和菓子の日 | 全国和菓子協会 (wagashi.or.jp)
上記のサイトをご参考に。
またこのブログでもご説明しますね。

そしてあん庵の豆大福の日は毎月16日です。おたのしみに~
(イベント日と重なる時は変更しますのでHPをチェックしてくださいね)

「十六団子の日」に話を戻しますと、現在では青森など東北地方に限られてるような記述も多いので、全国的にはマイナーかもしれませんが大事な風習ですね。

因みに神様は11/16までいらっしゃるそうです。!(^^)!

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。
おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。
(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)
参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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ホワイトデー その2

今日はホワイトデー。みなさんちゃんとお返ししましたか?
プレゼントをあげるのも貰うのもお返しするのも面倒くさいって聞いたりするんですが、文化って究極の話、しなくても良いし面倒くさいものかも知れませんね。

でもじゃあ初詣も無くていい。誕生日祝うのも別にしなくても死ぬわけじゃないし。母の日に特別感謝しなくても普段からすればいいじゃん。ハロウィンって何のためにするの?神輿とかだんじりとかしなくてもよくない?クリスチャンでもないのにクリスマス祝うなんてとんでもない。e.t.c….

なんて言い出すとやっぱり味気ないですよね。まぁ自然に廃れていく文化もあれば生まれる文化もある。みんなが喜ぶんであれば少々面倒くさくても続けたら笑顔があふれるし、誰も喜ばないのに義務や掟にしばられてたら変えた方が良いし。

そういう意味ではバレンタインもホワイトデーもあった方がいいんじゃないかと思います。別にお菓子屋だから言ってるのではなくて(笑)

ホワイトデーという名が生まれたのは1980年とされているみたいですね。全国飴菓子工業協同組合が「ホワイトデー」として初めて催事をおこなったのが、この年の3月14日だそうです。それ以降、ホワイトデーは、バレンタインデーのお返しを贈る習慣とともに広まりました。

もっともホワイトデーは日本だけ(韓国もあるらしい!)の風習です。そもそもバレンタインは男性が女性にプレゼントを贈るもの。日本が逆になっちゃった感じですね。それはそれでいいと思います。僕のようにモテない男性は地獄ですが(笑)

あと、あん庵にとって3/14は特別な日。そう誕生日なんです。2002年3月14日に創業しました。今年で21歳。そう思ったら若いな。

これからも頑張ります~

 

あんこ嫌いのお客様

たまにあんこが苦手という方に出会います。
今日来られたお客様もその一人。

ん?なぜあんこ嫌いの人が和菓子屋に来るのかって?
なんでも、営業で回ってる最中にウチの店の風貌が気になって、ホワイトデーのお返しを買おうと思ってご来店されたとの事。

なんせ、ショーウインドウには「どうする?ホワイトデー」とデカデカとウチのブランディングマネージャーが書いてるもんだから何となく引きずり込まれたのかも知れない。アリジゴク(笑)

ホワイトデーのお菓子を買って帰ってそれで終わりのはずだったのが、苺大福が目についてしまって「美味しそう」と思って頂いたようだ。

30代のその男性は小学校の時にまんじゅうを食べてそれがまずかったもんだから、それ以来食べてなかったらしい。

セカンドコンタクト。

店内で召し上がって、感想は「美味い!」

ウチの店の方針は「和菓子で世界を幸せに」
それと同じくらい思ってることは「あんこ嫌いこそあんこを食べて欲しい」という事。

僕も「オクラ」や「牡蠣」が食べられない。
何度もチャレンジして結果本当にまずくて食べられない。

だからあんこも本当にダメな人がいる。それは理解してるし、そんな方に無理やり食べさせていいわけが無い。

でも子どもの時にたまたまダメなあんこを食べてしまって、「あんこ」=「まずい」と刷り込まれた方は食わず嫌いになってしまってる。いや、本人は食べた結果嫌いになったのだから食わず嫌いではないと思ってる。それも又当然。

この責任は誰にある?

答えは和菓子屋の努力が足りないんだと思う。
和菓子は大人だけのものではない。子どもも普通に食べるべきなのに。

子どもが自分のお小遣いを握りしめてケーキ屋さんにケーキを1つ買いに行く。それは普通の事なのに、お小遣いを握りしめて和菓子を1つ買いに行ける和菓子屋の何と少ない事か。

もちろん全ての和菓子屋が敷居を低くする必要はないし、一見さんお断りの店も大事だとは思う。でも入りづらい店ばかりでも文化は続かない。

だからそんな子どもたちにも来て欲しいって思ってあん庵という和菓子屋を作った。その時生まれた世代ももう20歳を過ぎる。今日のお客さんもその時はきっと小学生だった。その時で会ってれば和菓子好きの大人になったかもね。

どら焼き その3

つづき・・・

そんな粒あんがあって、その相方に皮があります。

どら焼きの皮は実は配合的にはシンプルで3同割が基本です。3同割って言うのは、砂糖・粉・卵の3つの素材の事でそれが同割、すなわち同じ量を合わせるってことです。めちゃ簡単!?

因みにこれにバターを同じだけ入れると何になるか分かります?

そう、パウンドケーキになるんですね。パウンドケーキはイギリスの発祥の菓子で、4つの素材を1パウンド(450g)ずつ入れて作ったバターケーキです。皆様お馴染みですね。

これをフランスではカトルカールと言ったりします。意味は1/4が4つ分という事で、結局4同割という事が言いたいのですね。

話がそれましたが(それてばっかりです・・・)どら焼きはとにかく3同割がベースなのですが、まぁそこから先は各店によって当然色々配合は違います。

因みに「粉」ってなんだ?と思った方、そりゃ小麦粉だろって思った方。正解です。正解ですが正解は一つではありません。

小麦粉でもグルテン(たんぱく質)の多いものから少ないものもありますし、全粉粒もあります。米粉でも作れます。

砂糖も上白糖からグラニュー糖もあればきび砂糖や和三盆まであります。上白糖より体に良いと誤解されている三温糖もありますし、様々です(砂糖の話は又あらためてしたいですね)

卵もウチは地元の卵を使ってます。
ちなみに卵って一番おいしいサイズってご存知ですか?

サイズで味が違うの?って不思議かもしれませんが、それは白身と黄味のバランスの話で、卵のサイズって大きさによって分けられますが、黄味の大きさって実はMでもLでもそんなに変わらないんです。要するに白身の量が違うって感じなのですね。

なので全卵として扱う場合、MとLでは同じ重さでも黄味の割合がMサイズの方が多いという事になります。意外ですね。

つづく・・・

 

どら焼き その2

話が完全にドラえもんや進撃の巨人に行っちゃったので戻します。

そう、あん庵には2種類のどら焼きがあるんです。そして何と!その中に使っている粒あんは全く別のものなのです。

粒あんってご存知だと思うのですが、簡単に説明しますと皮を取り除いて豆の中身と砂糖を合わせたものが「こし餡」皮ごと餡にしたのが「粒あん」だと思って下さい。

あんこフェチな方は「粒あん」と「潰し餡」は違うだろとか「小倉あん」はどこいったとか聞こえてきそうですが、それは又別の時に書くとして、フツーの人?は小豆の粒があったら粒あんと思って頂いて大丈夫です。

<写真はイメージです>

で、その粒あんなのですが、ウチの店では同じ粒あんでも5種類くらいお菓子によって炊き分けています。豆の煮方や渋の流し方、炊き上げのタイミングなどが全く違います。

特に柔らかい粒あん・・・生どらやあんみつ等に使ってます
柔らかい粒あん・・・・・苺大福や豆大福に使ってます
普通の粒あん・・・・・・おはぎ等に使ってます。
どら焼き専用の粒あん・・どら焼きの皮に負けない風味を持たした粒あんです
少し甘めの粒あん・・・・ハート最中や庵最中に使っています

以前はあんパンもしてたのであんパン専用の粒あんも炊いてました。

食べる側の人は特に意識はしてないと思います。何となく粒あんを食べているって感じで。
でもこれ、仮に間違えて違う粒あんを他のお菓子に使ってしまうと美味しくなくなるんですよね~不思議

 

【七十二候・第八候】桃始笑(ももはじめてさく)

桃が咲くころになりました。分かりやすい季節の名前ですね。
なので実は桃の節句は桃の咲くころよりも少し早い感じですね。

大阪?では結構旧暦の4/3まで雛飾りを飾る風習があったと思うのですが、最近はとにかく3/3過ぎたら早く片付けろみたいな感じになってるような気がします。4/3まで伸ばした方が桃が見られていいかも知れませんね。

この時期は東大寺二月堂のお水取りがあります。そこに糊こぼしという椿の花が飾られるのですが、その椿の造花の紙を染めている職人さんとお話し出来たことがあります。

その方は正しくこの七十二候の参考にさせて頂いている「くらしのこよみ」に携わっていたかたの一人で、染め物の家業を継ぐまでのお話しとかもお伺いすることが出来ました。

印象的だったのは京都のその伝統的な仕事に対して大切なものは何かという問いに「パブリシティ」とおっしゃってたことを覚えています。やっぱり伝統的な事でも知って頂かないとあこがれもないし後継者も育たないという事なんでしょうね。めちゃ分かります。だから和菓子屋も頑張って広めないとね。

 

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。
おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。
(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)
参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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稚児桜とさまざま桜

今日はお茶のお稽古があったのですが、先日の東京での呈茶のお話しとかをして楽しいひと時を過ごしました。

今日のお干菓子は有平糖で出来た「稚児桜」でした。先生に御名(菓子の名前)を当ててみる?と聞かれその風貌が「糊こぼし」のように見えたので、時期的にも東大寺二月堂のお水取りだし、そうかなと思い「糊こぼし」とお答えしたのですが、恥ずかしながら外してしまいました。

答えは「稚児桜」

画像は見せれないのですが、紅白で丸く仕上げた飴はなんとも可愛らしく仕上がってました。「稚児桜」についてあまり知識が無かったのですが、その銘の有平糖は他の菓子屋さんでもつくってますね。 八重桜というか菊のように花びらがつく菊桜の仲間のようですね。ひとつ勉強になりました

桜の開花が近づく季節

まもなく「さまざま桜」も出てきます。毎年出して頂けるのですが、「さまざま桜」というのは伊賀上野にある紅梅屋さんのお干菓子で、

「さまざまのこと思ひ出す桜かな」と、松尾芭蕉翁が花見の宴で詠んだ句に因んだ花紋干菓子。水を一切使わず、伊賀特産の寒梅粉と山芋と砂糖で伝統を守り作りました。パリッと食感と青海苔や胡麻の風味をお楽しみください・・・紅梅屋さんHPより

という伝統的なお菓子です。毎年お茶の席でそれを頂いて春を感じています。ほっこり。