毎週お茶のお稽古に勤しんでいます。
和菓子屋にとってお茶の世界は切っても切れない世界なのですが、和菓子職人で茶道を習ってる人って意外と少ないのです。というか、実は少数派ですね。

という僕も若いころは茶道を習うという余裕は全くありませんでした。ただ茶席菓子のご注文をよく受けていたので、やはり知っておかなければならないと思い10数年前に習い始めました。
習い始めて分かったことは、茶席は作法ではないということです。いや作法は重要なんですが作法が目的ではないんですよね。お茶を習う前はイメージとして「茶湯は作法の塊」でそれを全部覚えなければならないって思ってたんです。もちろん作法を覚えるのは間違いないのですが、重要なのはどうしてそうしなければならないのか?だったんです。
お客様をおもてなしする際にどうやったらお客様が心地よく喜んで頂けるのだろうか?を考え抜いた結果が作法になっていったんだと思います。気軽にSNSで世界中連絡が取れ合う現在と違って、昔は本当に生きてる間に合えるのがこれで最後かもしれないという一期一会の精神がより強くあったんでしょうね。

お菓子を作る目線でなくお客として頂く側で正座して食べる体験はやはり和菓子職人としては経験しないといけないと感じました。
いや、和菓子職人だけの話じゃないと思います。

学校教育で英語やダンスが組み込まれていますよね。グローバル化になるとそれも又重要なものだと思います。でも海外留学生がよく言ってるのを耳にしますが、仮に英語が話せるようになったとして何を話すかです。
恐らく日本以外の国の人はその国の文化を話します。そして他の国の文化にも興味があり、それを聞いてきます。
日本文化の事を質問されたけど、自分は何も日本文化の事を語れないという話もよく聞きます。
日本人は基本的に学校で日本文化をあまり深く習いません。教育現場に置いて愛国心という言葉もあまり使わない感じです。ですので英語が話せるようになった時に何を話すのかを学校で教えることになればいいなと思ってます。特に茶道はおもてなし、言い換えれば「おもいやり」を学ぶもので、それが道徳の授業にも通じるんじゃないかと思ってます。
僕はもう50歳を超えましたが和菓子の「大阪府生菓子青年クラブ」という会に時々参加させて頂いております。コロナ禍で開催できなかったブロック会を久々にするというので行ってまいりました。
やっぱりリアルで会って話すのは良いですね。仕事の話やプライベートの話で盛り上がりました。
実は今から10数年前にこのクラブの創立50周年記念があり、50周年事業部長としてイベントを開催したのが一番の思い出なんです。一応指揮は取らせて頂いていたんですが、メンバーの強力な協力無しには絶対になしえなかった正に総動員のイベントでした。
【和菓子deおおさか】
京セラドーム大阪スカイホール(ドームのフニャフニャした部分)で開催し、色々なテイストでイベントをしました。
ライブカフェ(実演茶屋なごみ)・・・寿司屋みたいなカウンターを作ってお客さんが練りきりをオーダーし、目の前で和菓子職人が練りきりを作り、お抹茶を点て召し上がって頂く。正に和菓子職人のライブそのものでした。

伝統和菓子コンテスト・・・和菓子職人が作ったお菓子を一般の方に投票してもらうコーナー
大福deらくご・・・落語家の露の団姫(つゆの まるこ)さんに大福の登場する新作落語を披露して頂きました。「大吟醸大福」という架空の大福が登場し、会場を大いに笑いの渦に巻き込んだのですが、落語が終わりお客さんが退場するときにサプライズでその「大吟醸大福」をプレゼントしました。

大福deミュージック・・・たつをさんと石原志織のユニットライブステージ。和菓子を絡めたステージを大いに盛り上げてくださいました。
大阪に福を呼ぶ大福・・・大阪を4つのエリアに分け各地域の特色ある大福を創造し販売しました。
摂津:摂津赤しそ大福
なにわ:なにわたこ焼き大福
河内:河内ぜいたく大福
泉州:南蛮かすてら大福
和菓子甲子園・・・前年に大阪府生菓子青年クラブ主催で始まった今も続く「和菓子甲子園」このイベントに合わせて「大阪に福を呼ぶ大福」をテーマに戦いが繰り広げられ、見事優勝した「おこのみ大福」をその高校生自身が販売するというコーナーを設けました。
和菓子親善大使のたいしくんを始めとするゆるキャラが大集合!数は忘れましたが、20キャラ以上集まってくれました。
もうこんな大きなイベントをみんなで出来ることは中々ないかも知れませんが、かけがえのない仲間と出来たことは今でも僕の財産です。
たいしくんがゆく
大阪府生菓子青年クラブ50周年 おおさか和菓子親善大使 たいしくんがゆく! 『和菓子deおおさか』in京セラドーム大阪 (fc2.com)
たつをさんブログ
『和菓子deおおさか』 – 京セラドームおおさか | たつをオフィシャルブログ「たつをブログはじめました」Powered by Ameba (ameblo.jp)
賢者の選択
「福を呼ぶ大福」大阪名物に (vol.24)|賢者の選択 (kenja.jp)
それでこの時の「大阪に福を呼ぶ大福」のプロジェクトが今年2023再始動したんです。
そのお話しはまたしますね
冬の間に池などの氷の下にいた魚が春を感じて動き始める季節です。この前まで極寒でしたが何となく日差しに力が出てきたように感じます。車に乗っていても寒いのに日差しが続くとすこし車内の気温も上がるような気がします。2月なのに・・・きっと季節は動いてるんでしょう。その差が小さくても感じます。魚も感じているんだなと思ったりします。

梅や椿が旬ですね。どちらも和菓子の世界では上生菓子や工芸菓子などモチーフにされる代表的な花です。春はもうすぐそこですね。
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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。
おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。
(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)
参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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昔は腕に火傷があるのは職人の勲章だ。みたいなこともありました。望む望まないに関わらず火傷はつきものですし、長い間やってると数は増えるでしょう。でもねぇ、やっぱり僕は火傷が嫌いなので極力しないようにしていますし、修行中の職人にも可能な限り防御しろと言っています。
MBSテレビのちちんぷいぷいという番組で
ちちんぷいぷい | 中間淳太の密着まるまる1日 月曜~金曜13:55~17:50 | MBS公式
ジャニーズwest の中間淳太君が来た時にあんこを炊くことになったのですが、万が一アイドルの顔にあんこが飛んで火傷しようものならファンの方々にボコボコにされるかも知れません(笑)それは冗談としても絶対に火傷はさせられないので本当に完全防備でゴーグルまで付けてやってもらったというエピソードがあります。
(アメブロでその時のオンエアの様子を詳しく解説してくれてたページがあるようです)

話はそれましたが、その火傷を乗り越えてあんこを炊くのが上手くなっていくのです。今回はこし餡について書きましたが、こしあんだけでも何種類炊いてるか分かりません。白餡だといわゆる加合餡(あんこに味をつける)だと無限に出来ますし、ウチも何10種類もあります。
分かりやすく粒あんを例にとると、
「どら焼き」
「もなか」
「おはぎ」
「生どらやき」
「豆大福」
ウチの代表的な和菓子なんですが、全て「粒あん」を使ってますが、全て違う「粒あん」を炊いてます。全部同じにした方が作業性もコストも良いのですが、仮にこの5つのお菓子を一つの粒あんでまかなうとすれば、合わせた1つの和菓子は良いのですが、あとの4つの和菓子はとんでもなくマズく仕上がってしまうのです。
お客さんにはその違いを感じさせないように自然に作ってます(^^♪
先日あん庵のお客様が店主を呼んでくれということでよばれまして、何か粗相があったのかと心配しながら店頭に出たのですが、何と!和菓子の本を何冊か持っているので良かったら貰ってくれないか?ということでした。

なんとなんと有難いお話なんでしょうか。本当に涙が出そうになりました。日頃からお客様にはお世話になってるのに更にまだお世話になりましてありがたいお話です。
本の中には廃版になったものもあり、和菓子職人にとっては非常に価値があります。
勉強させて頂きます。本当にありがとうございました。
さてさて、生餡が出来るとようやくあんこを炊く工程に入ります。生餡が出来るまでの工程ってホント大変です。今は機械を使ったりするのでまだましですが、江戸時代なんてほとんど手作業でしてたと思うと気が遠くなります。
あんこの炊き方は本当に様々でこれも又正解は無いのですが、乱暴に言うと水と火に尽きると思います。最初に水と少しの生餡と少しの砂糖を入れてから砂糖を全部入れ、溶けたところに生餡を全て入れて炊き上げる。
こう教わったりもしたのですが、これを読んだ和菓子職人は「違うやろ!」って突っ込む人もいると思います。「いや、その通りやん」って思う人もいるしね。
ウチは現在実はこの炊き方ではないのですが、細かいところはヒミツですが言えるのは大量の水と強い火力です。あんこは炊くのに時間がかかるとでんぷん質が粘りを持ってしまします。水を大量に入れないとあんこの粒子に糖分が浸透しずらいのですが、大量に入れると炊き時間が長くなり、粘ります。そこで強い火力が必要になってきます。
十分に火が通らないと日持ちも悪いですし食感も悪くなります。入れすぎると変色しますし火が入りすぎたあんこも美味しくありません。粘度によって最適な火加減を調整しながら「混ぜずに」混ぜます。
「混ぜずに」の意味が分からないと思いますが、つまりあまりあんこを必要以上に混ぜると致命的な弊害がでてきます。かといって混ぜないと焦げます。焦げた餡は食べられません。さあどうする!
行程的にはシンプルなのに難しいと言われる理由はここにあります。

そして職人の天敵は火傷です。一番危険な状態のあんこが腕とかに飛んできた時の熱さは本当に沸騰したお湯がぬるく感じる位熱いです。オーブンで火傷をしても乾燥してるので耐えれます。
でもあんこの粘度と水分量はハンパないです。熱いです。防御しても隙間を狙ってヤツらは襲いかかって来るのです!
不思議な事にあんこを炊くのも熟練の域に達してくると、いつどこに飛んでくるのか予測できるようになり、火傷の数が極端に減ります。そう、あんこと会話が出来るようになるのです。
あと少しだけ続く・・・
ご注文を頂いたので店売りにはしていない手毬の上生に梅をあしらいました。お茶席で使うには少々派手だったかもしれませんが、「かわいいのん」とのご依頼だったのでこのデザインにしました。
写真は自然光で軽く前からレフ版を当ててJpeg撮って出しのレタッチ無しの写真です。
時間が無かったのでズボラして手持ちやし、本当はもっとじっくり撮ってみたいですね

2月になればうぐいす餅を作り始めます。家の近所の山でも今年はまだ聞いてませんがうぐいす鳴きまくってます。春でなくても結構鳴いているのですが、朝にうぐいすの鳴き声を聞いて出勤するのも結構風流なものです。
その年の初めて聞くうぐいすの声は「初音」と呼ばれ、これ上生菓子の菓名にもよく使います。梅も咲き始めるころで大阪では大阪城の梅林に見に行ったりします。
そんな訳で季節は進みます。春分からたった5日しか経ってないのに少し進んだ気がしますね
旬の魚?はあおやぎ(バカガイ)だそうで干したものは「桜貝」とか「姫貝」と呼ばれるみたいですね。寿司屋に行きたくなってきました(笑)
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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。
おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。
(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)
参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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メッシュを通り抜けた「ゴ」は風呂桶のような大きな容器に水と一緒に貯められていきます。当然粒子は水よりも比重が重いので「ゴ」は沈殿していきます。そうすると「ゴ」は下に、水が上にある状態になります。いわゆる水で晒した状態になるので、その上澄みを捨てるのです。
そして又水を加えてかき混ぜながら「ゴ」の温度を下げていくのと同時に小豆の持つ余分なえぐみとか渋みも取り除いていきます。この晒しを何回するかはこれまた豆によったり店によったり様々で正解はありません。僕の調べた限りでは2回~3回するところが多いのではないでしょうか?一番多かったのは5回という店があったのですが、どういう意図があるのかは分かりませんが、小豆の風味もかなり抜けてしまうような気もします。
晒すときの水の温度も大事です。夏場と冬場では気温も水温もまるで違います。水温は低く「ゴ」の温度を出来るだけ早く下げる方が色的にもいいとされています。京都で井戸水を使う方がいい餡が炊けるという話も聞いたことがある一方、早く冷ますことには何の意味もない。どうせ後で餡を砂糖と炊いていくのだから「ゴ」の温度を下げる意味が無い。とおっしゃるお店もあります。さあ、あん庵はどっちでしょうか?
とにかくその沈殿した「ゴ」だけを取り出し、脱水していきます。脱水は大きくは圧力をかけて絞る方法と遠心分離器にかけて水を飛ばしてしまう方法があります。どうせ後で水と合わして炊いていくのですから絞らなくていいような気もしますが、計量もしづらいので絞ります。これが「生餡」と呼ばれるものになります。
ところでこの「生餡」の賞味期限って分かります?何も味のついていない豆の中の粒子を脱水したものです。これ十分に冷やしたものだと1日持ってくれますが(それでも一刻も早く加工するのがベター)お風呂位の温度に絞ったものを夏の暑い時に置いておくとほんの1-2時間で腐ります。豆の腐った匂いってとんでもなく臭いので一部でも腐ってしまった生餡が混入すると、もうまともな餡にはなりません。(もちろん食品衛生の観点からしてもアウトですが)まぁそれくらいマッハ(死語…)で餡を炊いていかなければならないのです。
こし餡の作り方5回目のブログですがまだあんこを炊くところまでたどり着かない・・・・。
続く。
今日はイギリスから友達が訪ねてきてくれました

社員旅行でイギリスに行った時に現地で知り合ってロンドン観光案内をしてくれたご縁です❣️
何十年も前から付き合ってた様な感じがする程色々話が合いますね〜
今度はイギリスで会える事を楽しみにしています
びっくり水をした後、再沸騰したら今度は「渋切り」の工程に入ります。「渋切り」とは一旦煮汁(渋)を捨てて豆を奇麗に洗い流す工程です。渋にはその名のごとく渋味やえぐみ苦みが含まれ、渋切りをしないとその渋みが豆に移り淡白な透き通った味のあんこには仕上がらないのです。ですのでこの渋切りは大変重要で、その回数やタイミングは豆の状態にもよりますし、もちろんお店によって様々です。豆の中身を「ゴ」と言いますが、豆の皮が破けてこの「ゴ」が流れてしまってはダメです。それまでに渋切りを終えなければいけません。
因みにまだ中の「ゴ」が固い状態の時に皮を先に剥き、「ゴ」だけを炊いてこしあんにする方法があります。これを「皮むき餡」といい、淡白な味わいで、色も薄く仕上がります。なぜならこし餡の色は皮と一緒に炊くときの皮の色が中の「ゴ」を染めてしまうのであの色になるんです。
赤飯の色も実は小豆の渋の色なんです。最近は奇麗なピンク色の赤飯も見かけますがあれは着色料で、本来は小豆の煮汁で色を付けます。
それはさておき、渋切りが終わったら本炊きに入ります。弱火でコトコトみたいなイメージですね。圧力釜を使ったり色々方法はありますが、ウチは温度を設定して炊いていってます。

本炊きが終わると少しだけ蒸らして豆が指で押すと容易に潰れるほどにします。その豆を製餡機と呼ばれるものに入れていきます。ここでは大量の水が必要になります。イメージとしたら水と一緒に豆を荒いザルのようなものでつぶして皮だけを取り除く。その「ゴ」を今度は細かいメッシュのふるいにかけて粒子をそろえて、こし餡の元になる「生餡」を取り出します。
このメッシュの荒さで生餡の滑らかさと風味と歩留まりが決まります。当然細かい方が舌触りが良く、上品な感じになりますが味も淡白になります。逆に荒いと小豆の味が引き立ちます。メッシュ選びもそのお店の方向性の一つですね。
さらに続く・・・
初午とは2月の初めての「午の日」の事。穀物の神様が稲荷山に降りたのが初午だったので「お稲荷さん」でおなじみの稲荷神社の祭日となったようです。稲荷神社の総本宮は京都の伏見稲荷大社です。宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)という神様を主祭神としてお祀りしています。きつねは神の使いとされています。

諸説あるようですが一般的には「稲成り」や「稲生り」「稲を荷なう」などの意味が由来しているといわれてて、 江戸時代までは国民のほとんどが農業に従事していたことから、日本で最も普及した神社となったようですね。その数3万社以上とも言われているそうな!?ホンマでっか?
現在でも全国の稲荷神社で豊作、商売繁盛、家内安全などを祈願する初午祭が行われています。

羽曳野市にも実は「羽曳山稲荷神社」がありまして、ちょっと行ってきました。神社と言っても本当に小さくて「社」のみがあるという感じです。なるほどこういう小さな神社も存在してるので、3万を超える稲荷神社が存在するんですね。納得。
お稲荷さんでは白きつねが祭られていて「いわれ」は難しいので省きますが、要するに神様の使いなんですね。そのきつねの好物が油揚げという事で(これも元々はネズミの油揚げって説もあったり汗汗)それに稲荷の神様のおかげで出来たお米を詰めるようになり稲荷寿司が出来たと言われています。


そこで又マック/マクド問題のように関東/関西で違いが生じます。少なくともウチの大阪では稲荷寿司は三角形(大阪弁では「さんかっけー」と読む)で、関東は四角(俵型)ですね。お米のありがたさを表した俵型を考えた人はえらいと思いますが、きつねの耳を連想させる三角を考えた人は洒落っ気たっぷりで愛せます(笑) ほんで、稲荷寿司ってずっと書いてますが、大阪では普通「お稲荷さん」って呼んでます。
にしても三角と俵型、境界線はどこでしょうね?探偵ナイトスクープの「アホ・バカ分布図」のように誰か調べてくれないでしょうか(笑)
さて、こしあんの作り方なんですが、簡単に言うと「豆を煮て皮をむいて豆の中身と砂糖を合わせて炊く」以上。非常に簡単な工程です。ところが単純だからこそ最高に難しいのです。

小豆のこしあんで話を進めて行きます。
豆は出来るだけ選別して欠点豆は取り除きます。きれいに選別したものを仕入れるのでそれほど多くは無いのですが、それでも多少は未熟豆や欠損したものがあったりするので取り除きます。
豆は奇麗に洗います。ウチでは結構何回も洗ったり専用の豆洗い機にかけたりもします。そして炊き始めます。一晩水につけて吸水させてからするお店もありますがウチは即炊き方式でしています。吸水させてもいいのですが小豆の給水は結構時間がかかり特に冬など一晩では戻りません。中途半端に吸水させると煮えムラにも繋がるので即炊きでしています。あと後で説明しますが、渋切りがしやすかったり、「ゴ」が出にくかったりもあります。
粒あんじゃないのだから煮えムラがあったり、皮が破けてもいいんじゃないか?って思われる方もいるかもしれませんがそうではないんですよね。煮ればいいのではなくふっくらと美味しく炊き上げてから皮を取る事で豆の風味が洗練されるように思います。ぐちゃぐちゃに煮るとなんていうか重たい感じの餡になります。

水が沸騰すると通常はびっくり水を差します。これは小豆っていきなり加熱しても中々吸水しにくい性質を持っているので温度をいったん下げます。下げることで小豆の吸水が促され煮えムラなく炊けていきます。ですのでこのびっくり水は少し沸騰を和らげる程度では効果がありません。しっかりと加水し湯の温度を下げてあげることが大事です。
因みにウチは温度管理をデータ化し、毎分〇〇度の上昇で水温を管理しています。豆は1年に1回しか採れないので新物が出た時とそれが1年経過した時(ヒネ)では豆の持つ水分量も変わり煮え方が違います。もちろん豆の種類によっても違いますし、同じ豆でも産地や年度によっても違うので、上昇温度をそれに合わせて炊いていく訳です。ですのでびっくり水をしろと言う割にはウチではこの温度管理で十分に吸水させているのでしてないのです(笑)
さらに続く・・・
節分の次の日は二十四節気の「立春」となり七十二候の第一候「東風解凍 はるかぜこおりをとく」になります。いわゆる1年の始まりなのですが、これ新暦に沿ってるので、旧暦でのお正月は今年の場合は1/22でした。旧正月は日本では祝わないですが、中国では「春節」ベトナムでは「テト」と言ったりして祝います。実はアジアでは祝う国の方が普通なのですが、なぜか日本だけは新暦の色が濃すぎてほぼ全て新暦に照らし合わせて暦を当てはめているので、季節感はちょっとズレることも多いですね。


春の暖かい風が東から吹き、湖や池の氷を溶かしていく。「はるかぜこおりをとく」はそういう意味ですが、半月前までは氷がぶ厚く張ってみたいな話をしてたのに季節の移り変わりは早いものです。
旬の魚は「伊勢海老」だから鏡餅には伊勢海老を飾る習慣がついたのかも知れませんね
ふきのとうもこの時期で、春を感じます。
実際はまだまだ寒い日が続くのでお体には気を付けて春を待ちわびましょうね。
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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。
おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。
(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)
参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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【注意】以下の文章は僕が書いたのではありません。
和菓子について
「和菓子は、日本の伝統的なスイーツです。米粉、砂糖、抹茶などを使って作られています。形や色も様々で、季節限定のものもあります。和菓子は、茶の時間やおもてなしのシーンに使われることが多いです。」
—なるほど、意味は全然通じます。では次の文章は?
煉りきりとは?
「煉りきりは、和菓子の一種です。米粉と砂糖を混ぜ合わせて揉んで作られます。外側は薄く、中は柔らかい食感が特徴です。一般的に、煉りきりはお茶と一緒に食べられます。」
—これはちょっと違いますね~
米粉と砂糖ではなくてあんこと餅(餅粉や山芋など)を混ぜて作ります。

上の文章が何かというと今web上で大騒ぎしているChatGPTでAIが自動作成した文章です。これ煉りきりの説明はちょっと違ったんですけど、モノによればかなり優秀でアメリカの一部の大学では論文にChatGPTを使う事が禁止されたという事です。そらそうやろね。
日本語ではまだまだ改善の余地がありそうですが、英語では結構完璧に近いようで、これ完全に出来たらシンギュラリティ(※)もすぐにに来るんじゃないかと心配になったりしますね

和菓子と関係ありませんが、AIに「大阪人の特徴」を聞いてみました。
その答えは・・・
「大阪人の特徴は決まりませんが、以下のようなイメージがあります。
- 生粋の大阪弁: 大阪は、独自の方言である大阪弁が特徴的です。大阪弁は、日本各地でも有名な方言の一つであり、大阪人の話し方にも特徴的なものとなっています。
- 繊細な料理知識: 大阪は、美食の街としても知られています。大阪人は、料理に対して繊細な知識を持っていることが多いと言われています。
- 積極的な性格: 大阪は、商業の中心地として栄えてきた歴史があります。そのため、大阪人は、商売やビジネスに対して積極的な性格を持っているというイメージがあります。
- 楽天的な人柄: 大阪は、観光地としても人気があります。大阪人は、観光客に対してフレンドリーな接し方をすることが多いと言われています。
これらは大阪人全体を代表する特徴というわけではなく、個人差もあります。また、大阪に住んでいない人も大阪的な特徴を持っている場合もあります。」
と、いう事です。他にもフィクションで物語を作ったりもできます。僕はブログは自力で書いていこうと思ってますが、これからはネット記事も注意して読まないとフェイクに騙されたり、誤解があったり大変な時代になっていくかも知れません。遊ぶ分にはめっちゃ楽しいですけどね(^^♪

※シンギュラリティ(因みに以下の文章もChatGPTのAIです)
シンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(AI)の技術が急速に進歩し、人間が理解できないレベルまで到達する時期を指します。この考えは、2050年代には、人工知能が自分自身を改良し、さらに進化することができると予想されています。このような状況になった場合、人工知能は人間を超え、人間が想像できないほどの力を持つようになると考えられています。
シンギュラリティは、科学的な観点からの未来予想としても、文化的なイメージとしても、多くの人々の注目を集めています。その一方で、シンギュラリティに伴い、人類の生存と未来に対する懸念も生じています。この懸念には、人工知能が人間を超えた場合にどのような影響があるか、人工知能が自律的に動くことによってもたらされるリスクなどが含まれます。
同じこし餡でも小豆で作ったものは黒餡とか赤餡とか言ったりもしますが、白いあんこもありますよね?いわゆる白餡です。

白いあんこはどうやって作るのか?というと豆自体が白いのです。白い豆の代表的なのはいんげん豆系で、その中でも大手亡はシェアが高いです。ほかにも大福豆(おおふくまめ)などもあり、最高級のものでは白小豆もあります。

そこでクイズ!豆の中にはあんこに出来るものと出来ないものがあります。小豆餡はありますが、大豆餡って聞いたこと無いはずです。それはなぜでしょう?
いきなりこんなクイズを出されても専門的すぎるのでご存じない方がほとんどだと思います。
答えを言っちゃうと、それはでんぷんの量なのですね。あんこはでんぷんで作っていくものなので、その量が少ないとあんこにならないのです。ご存じ大豆は畑の牛肉と比喩されるようにでんぷん(炭水化物)が少なく「たんぱく質」が非常に多く含まれているのであんこになりにくいのです。
おや?だったらずんだ餡はどうなるんや?ずんだ餡は枝豆で作ってるし、枝豆って大豆の赤ちゃんのようなものやけど大豆には違いないし。って思った方は鋭いです。枝豆のあんこありますね。でも大豆も枝豆の段階ではまだでんぷんが多く含まれていて、大豆になると減ってしまうんです。だから枝豆だったらあんこにすることが出来るんですよね。

また、豆の話で終わってしまいました。。。
あんこの作り方は又改めて書きますね。
こし餡ってなんでしょう?こしあんの「こし」って「漉す」って意味で言葉通り「漉したあんこ」という事になります。え?当たり前だって?そうですね。。
では何をどう漉したのか?ってなると作った事のない人からすると答えられないかも知れませんね。
まず「豆」です。和菓子に使われる代表的な豆と言えば「小豆」をイメージするのではないでしょうか?その通りです。小豆と和菓子は切っても切れない仲ですね。

因みにこれ何て読んでますか?多くの人は「あずき」って読みますよね。でも和菓子職人では「あずき」って言いません。いや、言わないことも無いのですが、普通は「しょうず」って言います。あの大豆(だいず)に対しての「しょうず」です。あまりにも当たり前に「しょうず」って言ってるので、うっかり普通のひとに「しょうずが何たらかんたら」って話し始めて「しょうずって何ですか?」って質問されたことがあります。
名字に小豆さんっていう方がいて、初対面であった時に「しょうずさんってお読みしたらいいんですよね?」って確認したら、初見では中々読んでくれないので驚いたみたいな事も言われました。
なるほど「小豆島」は「しょうどしま」って読むし、案外難しいんだなって思います。
小豆によく似た豆で「大納言」や「ささげ」という豆もあります。「大納言」は基本は小豆と言って問題ないと思いますが、小豆と比べて大粒で煮崩れがしにくくて、小豆とはまた違った風味を持つ豆です。北海道や丹波、備中が有名です。
北海道ものは「アカネダイナゴン」や「とよみ大納言」などがあります。丹波のものとも違い、丹波産はより皮が薄く保存も気を使います。個人的には丹波の風味の方が好きですね。
その皮の特徴から大納言は粒あんにする方がポテンシャルを発揮できると思います。こしあんにしてる店もあるかもしれませんが、もったいない気もしますね。
大納言のように大粒に見えても大納言ではなく大粒小豆と言われる小豆もあります。実は僕は小豆の風味が好きなので大粒小豆が好きだったりしますが最近は大粒モノが減る傾向にあって残念な限りです。

もう一つ小豆とよく似た豆で「ささげ」があります。
実は小豆の特徴の一つに煮てる最中に皮が割れるという現象があります。その割れ方も特徴的で豆の長い方ではなく短い方の円周の部分、要するに腹の部分が横割れするんですね。だから炊き方も非常に重要なのですが、横割れを完全に防ぐことは出来ないし、かのこ豆(蜜漬け豆)を作る時なんかはほんの少し割れないと蜜漬けしずらいという面もあります。
ところがこれを赤飯に使う時、本来おめでたい席に使うはずの赤飯の豆が腹割れしていると大変縁起が悪いという事になりまして、そこで「ささげ」が登場します。ささげは腹割れしないので赤飯にはぴったりだということで良く使われます。
面白い事に関西ではあまりそんなことは気にしないので普通に小豆を使うのです。気にするのは江戸です。そう、江戸は武家文化がありますので腹割れは「切腹」をイメージし、小豆ではやはりダメなのです。大阪は?
大阪は町人文化なので関係ないんです。正直ささげより小豆の方が味は良いので美味しい方がええやん!って感じでしょうか。令和になった今でも続く文化の違いです。
横道にそれまくってますが話をあんこに戻します。。
でも長くなったので、続きはまた明日ということで~
椿の花を知らない人はいないかも知れませんが、種類を見分けれる人はそんなに多くは無いと思います。椿は古くから親しまれている日本原産の花木で、「古事記」や「日本書紀」や「万葉集」にも多く登場します。
今は日本国内だけでも2,000種以上のツバキの品種があるという事ですので全部見分けるのは容易な事ではありません。ていうか、逆によくこれだけの品種に分けられたと思います。僕だったら20品種位でもういいか!って思ったかもしれません(笑)

お茶席の茶花で椿は定番中の定番。だから花名をお伺いしても「椿」という答えは返ってきません。もちろん椿は見たら分かるのが大前提ですので、「侘助」ですとか、「有楽」ですとか、「岩根絞」ですとかいう感じです。恥ずかしながら僕はお菓子の図案に使うような代表的なもの以外は全然分かってませんね~

因みに都はるみさんの代表曲の一つ「アンコ椿は恋の花」の「アンコ」は大島言葉で「お姉さん/あねっこ」の訛った語とされているそうで、残念ながら「餡」の事ではありません(笑)
Youtubeでも煉切で椿のお菓子を作っているのでぜひ見てくださいね
「求肥」って何て読むでしょうか?
タイトルに答えが書いてあるのでクイズにもなりませんが、求肥って何?と思う人も多いかも知れません。和菓子好きなら普通にご存知の方も多いのですが、そうでなければ馴染みは薄いかも知れませんね。でも名前を知らなくてもきっと食べた事の無い人はいないと思うほど身近にある和菓子です。
求肥を本当に簡単に言うと砂糖の入ったお餅だと思ってください。
例えばこれ、夏の和菓子の代表の一つ「若鮎」です。どら焼きのような生地を片面だけ焼き、中にこの「求肥」を入れて巻いたものです。鮎の顔や尻尾の焼き印を押したり形を整えたりして鮎を表します。お店によっては求肥に柚子を混ぜたりよもぎを使ったりしてますね。
<あん庵の鮎はひねり製法>
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鮎の形でなくとも、こういうどら焼きの皮のような生地(専門用語では中花種と言います)で求肥を巻いたお菓子を「調布」と言います。岡山が発祥の地と言われてまして、現在でも「翁軒」さん他何軒か販売されてるようですね。僕はまだ行ったことが無いので行ってみたいです。
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有名どころでは「信玄餅」も求肥のようですね。似たようなお菓子に静岡名物の「安倍川もち」というのもありますが、これも「求肥」で作ってるものに何度か出会ったことがあるのですが、本来はもち米からの搗き立てのお餅の塩梅取って、炒ったきな粉と砂糖を乗せて食べるのが本当で、静岡の「石部屋(せきべや)」さんは専門でされてます。
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あとは僕も大好きな「あんみつ」の中にも「求肥」は使われています。「求肥」はお餅なのですが、普通はもち粉から作り(もち米からも作れます)砂糖を入れていきます。
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砂糖は塩と一緒で食べ物を腐らなくする働きがあり、でんぷんの老化速度(固くなる早さ)も和らげるという効果があります。なので求肥は変な添加物を使わなくても冷蔵庫に入れても固くなりにくいんですね。
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ところで「求肥」って変な名前ですよね。元々は「牛皮」と書いて由来は牛のなめし皮のように白いから名づけられたという説があります。
でもお菓子に「牛」の字はそぐわないということで当て字で「求肥」となったという事です。僕は学生時代にそう習いましたが他にも説を知ってる方ぜひ教えて下さいね。
1/30~2/3頃の暦
「とや」は「鳥屋」の事
鶏が卵を産み始めるころです。1年中卵を産み続けている鶏ですが、元々は春になると子育てに入るんですね。本来鶏は霊的な力を持つ鳥だと言われているそうです。夜明けを泣いて知らせることから、春の到来にふさわしい霊鳥として暦に登場しています。

この季節は節分まで続き、その翌日からは立春を迎えます。実は節分と言うのは2月だけではなくて立春、立夏、立秋、立冬の前日がすべて節分と呼ばれています。 土用の丑の日、土用餅で有名な「土用」も同じく実は各季節ごとにありますよね。
それで季節の変わり目、変わり目には悪魔が出てくると言われて邪気払いをすると言う風習ができたようです。なんでも豆、「魔滅」の音と言えることから、豆をまくようになったそうな。
節分の話は違う日にも書いているので、ぜひ読んでみてくださいね。
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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。
おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。
(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)
参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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