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こし餡の作り方(製餡)その7

昔は腕に火傷があるのは職人の勲章だ。みたいなこともありました。望む望まないに関わらず火傷はつきものですし、長い間やってると数は増えるでしょう。でもねぇ、やっぱり僕は火傷が嫌いなので極力しないようにしていますし、修行中の職人にも可能な限り防御しろと言っています。

MBSテレビのちちんぷいぷいという番組で
ちちんぷいぷい | 中間淳太の密着まるまる1日 月曜~金曜13:55~17:50 | MBS公式

ジャニーズwest の中間淳太君が来た時にあんこを炊くことになったのですが、万が一アイドルの顔にあんこが飛んで火傷しようものならファンの方々にボコボコにされるかも知れません(笑)それは冗談としても絶対に火傷はさせられないので本当に完全防備でゴーグルまで付けてやってもらったというエピソードがあります。
(アメブロでその時のオンエアの様子を詳しく解説してくれてたページがあるようです)

話はそれましたが、その火傷を乗り越えてあんこを炊くのが上手くなっていくのです。今回はこし餡について書きましたが、こしあんだけでも何種類炊いてるか分かりません。白餡だといわゆる加合餡(あんこに味をつける)だと無限に出来ますし、ウチも何10種類もあります。

分かりやすく粒あんを例にとると、

「どら焼き」
「もなか」
「おはぎ」
「生どらやき」
「豆大福」

ウチの代表的な和菓子なんですが、全て「粒あん」を使ってますが、全て違う「粒あん」を炊いてます。全部同じにした方が作業性もコストも良いのですが、仮にこの5つのお菓子を一つの粒あんでまかなうとすれば、合わせた1つの和菓子は良いのですが、あとの4つの和菓子はとんでもなくマズく仕上がってしまうのです。

お客さんにはその違いを感じさせないように自然に作ってます(^^♪


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