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フィリピンセブ島にて日本文化祭り「盆踊り」参加してきました

やはり灼熱のフィリピン。体力を奪われます。色んなイベントに参加させて頂いてますが、熱中症との戦いはここフィリピンが1番過酷です。
ですので日本では考えられませんが、作務衣の下は短パンとサンダルです。

そう日本文化のイベントに呼んでいただいて、和菓子を担当することになりました。
練り切りの実演をひたすらするという耐久レースですね
4年前もこのセブで岡本君と一緒に身体中の水分が抜ける程過酷な中実演をしましたが、今回も同じく身体中の水分が無くなりました
熱中症には気をつけていたものの、余りにもコツコツ作りすぎて気がつけば鼻血が吹き出してしばしクールダウンなにわともあれ何とか作りきりました

それはともかく和菓子のみならず本当に日本文化って世界に自信を持って誇れるものです。
日本だけにいるとその凄さがあまり分からず、自虐好きな人達の影響を受けてることは残念でなりません。

それもともかく、今回も多くの人に喜んで頂けました。フィリピンの人達も西洋の人達もそして在比日本人の方も喜んで頂けました。

そして運命の出会い⁉️
いつもあん庵を御贔屓にして下さってる元気いっぱい松下さんと言う方がおられるのですが、何と現地でばったりお会いして。
セブでバッタリ会うって普通は中々無いですよね。お忙しくされてる方なので日本でも中々お会いできないのに。奇跡です!
松下さん〜これからも宜しくお願い致します❣️

さて「盆踊り」のイベントの中で色んな催しものがあるのですが、全ては伝えきれないので3つだけ。

一つは大空亜由美さんの演歌。遠い海外の地で聞く演歌は心にしみます。大空さんは4年前の盆踊りでもご一緒させて頂いていて、もうコロナで再会できないかもと思っていたので、お会いできて感激です。相変わらずのお元気で元気を分けて頂きました。

もう一つは「FUMIYA」さん。恥ずかしながら存じ上げなかったのですが間違いなくフィリピンで一番有名なというか、知らない人はいないと言ってしまっていい日本人です。俳優であり、歌手、タレント、ダンサーそしてYoutuberでもあり、イケメンすぎてただただ圧倒されます。今回はVIP席でパフォーマンスを見せていただき、(和菓子の実演があまりにも好評で素材が無くなったので予定より早く終わっちゃいました)感動しました。フィリピン女性の「キャー」っていう歓声がジャニーズを応援してる日本女性と同じだったので世界共通をしみじみ感じました。

最後にセブに繋がりのある175RのボーカルのSHOGOさんのライブも楽しめました。セブに出来たばかりの商業施設「ネオトーキョー」をプロデュースして今回の盆踊りにも出演してくださったと言うことです。少しだけお話しできましたが奥さんの石井あみさんはめっちゃ和菓子が好きで、よく買いに行ったりイベントに行ったりしてるそうで、前回のSAKURA festivalや盆踊りにも行ったかもしれないとおっしゃってました。本当に来てくれてたら凄いですね〜

無事盆踊りも終わりましたが、和菓子のイベントはまだ続きます〜

ひとまずは主催のセブ日本人会様ありがとうございました。感謝。

和菓子で世界を幸せに in Philippines2023

はい、GW というのに、大丸梅田店で大阪ええYOKANの催事中だと言うのに、3年ぶりにフィリピンにやってきました。もちろん和菓子で世界を幸せにするためにやってきたのです。

今日から2日に渡り、現地の日本文化祭り「盆踊り」が開催されます。
2019年に2万人の集客を達成した「SAKURA Festival」それとこの「盆踊り」を合わせて開催する計画だった2020年。それはご承知のコロナで3年間ぶっ飛びました。

そしてそろそろ始動しようと現地の日本人会さん達が立ち上げてくださって、我々が参加させて頂いたということになります。灼熱の天候の中、体力勝負の和菓子実演・ワークショップ!頑張ります(ж^□^ж)ノ

三重の名店「ことよ」の岡本君も参加してくれました。彼は間違いなく全国でもトップクラスの実力の持ち主でフットワークの軽さも定評があります。20年ほど前にTVチャンピオンがご縁で知り合い、今はもうジャイアンじゃないけど心の友ですね(笑)

【七十二候・第十九候】蛙始鳴(かわずはじめてなく)

もう立夏です。夏ですよ。とにかく目まぐるしい季節です。ツバメはきっちり来ています。雁は帰りました。牡丹は咲き始め、そして蛙が鳴き始めるのです。

ウチは田舎なので田んぼに水が引かれる頃、本当にかえるの声が響き渡ります。夏が来たなぁって感じです。何気ない毎年の事なんですけど、平和ってこんなことの繰り返しだとしみじみ思ってます。

YouTubeで帰るの補食の画像を見たことあるんですが、カエルって普通に蛇を食べたりもします。逆だと思ってたのですが、そういうこともあります。
すべての生物が同じ大きさなら人間なんて蛙にすぐ食べられてしまいそうってどうでもいいことで心配になったりします。ヒマか?

大阪ええYOKAN あん庵のYOKAN

あん庵のパビリオンはどうやって生まれたか?

「いもけんぴかん」・・・単純に芋けんぴが好きだった。もちろんそれだけじゃ大阪らしさは出ないから、ウチのスイートポテトにも使ってる大阪産のさつまいもで羊羹を作り、芋けんぴを入れました。単なる芋羊羹とはちょっと違います。

「ワインレッドかん」羽曳野市はぶどうの産地。だからいくつかのワイナリーがあります。そのワイナリーの「河内ワイン」を贅沢に使用した羊羹。クリームチーズ羊羹と合わしてマーブル状に模様をつけました。

「知らんけど。かん」2022年に流行語になった大阪弁の「知らんけど」大阪人には馴染みがありますが、大阪以外の人には斬新に写ったようですね。無責任という印象もありますが、決して突き放してるわけではない言葉、むしろ愛情たっぷりなのです。知らんけど。
言葉通り味も食感も知らん。ぜひ当ててみて楽しんで下さいね。

「秀吉の茶室かん」
秀吉の茶室をイメージした羊羹。宇治抹茶で作った濃茶の羊羹6面全て金箔で覆った最高に贅沢な一品。金が高すぎて商品値段も2,000円(税込2,160円)と歴代のお菓子でダントツの高級菓子となってしまいました。でも味は本格的ですし話題性も金メダル級!です。

「とろけるいちじくようかん」

羽曳野市の特産はぶどうの他にもいちじくがあります。そのいちじくを本当にふんだんに使ってとろけるような羊羹を作りました。水羊羹とはまた違います。濃厚なのに角がなくとろける食感です。そして同じく羽曳野産のいちじくをセミドライいちじくに加工しました。それを羊羹の中に忍ばせました。いちじく好きにはたまらない羊羹となってます。

 

なんか今日はブログというより商品説明になっちゃいましたが、(端午の節句にも触れてないし・・・)たまにはこんなのもアリですね(笑)

大阪ええYOKAN 「パビリオン」

新しい感覚の羊羹。ええ羊羹。ええYOKAN。良い予感。
3cm角の立方体という規格の羊羹。
大阪らしさと食感の掛け算の羊羹。

昔からある羊羹だけど全く新しい羊羹。

元々羊羹はあんこに小麦粉を混ぜ合わせ、蒸して作るものでした。(第1期)
それが江戸時代に入り、心太(ところてん)から寒天が発明され、練り羊羹に。(第2期)
食感をみずみずしくした「水羊羹」を次の羊羹のスタイルに入れても良いですが、この大阪ええYOKANは第3期の新しい羊羹だと思ってます。

羊羹はバカ売れしている訳でもないのに廃れることがなく、知名度は相当高いという特徴かあります。この羊羹をバカ売れ状態に持って行きたいですね。

万博に向けて作ってるので、名前は「パビリオン」そして味によって「⚪︎⚪︎かん」と呼んで、万博パビリオンの「⚪︎⚪︎館」とかけています。

あん庵からはパビリオン4種類と番外編1種類の計5種類を出しています。
ぜひ大丸梅田店に来てくださいね。

 

5/9までやってます

大阪ええYOKAN 大丸百貨店にて。

業界というものは不思議なもので、普通に考えればライバル、もしくは「敵」なんですよね。でも和菓子業界はちょと特別かも知れません。横の繋がりが強くて、結構ディープなところまで教えあったり、協力したり。
今回も和菓子屋の絆がでたケースでした。

言い出しっぺの高山堂の竹本さん。彼は以前から万博に何か出来ないかと考えていて、一緒にしようと誘って頂けました。本当に初期の段階からパブリシティ戦略が得意でマスコミも注目していました。

毎週と言っていいほど打ち合わせが続き、仲間が増えていき、ブレーンも老舗も集まり今回の催事に繋がりました。でもこれ、ゴールでなくて最初の第一歩なんです。

2025に向けてさらに企画が練られ仲間も増えていくでしょう。そのメンバーにいることが出来て光栄です。でも今回のメンバー、本当に尊敬できる人達ばかりですし、組合とかの枠を超えた素晴らしいメンバーです。

みなさん、楽しんでくださいね。

明日から大丸梅田店で催事です!

久しぶりに百貨店で催事です。今回は初の試み!

2025の万博に向けての新しい大阪土産計画で和菓子屋仲間が集い、合同で羊羹を出すんです

まぁまぁキツイ日々がありましたが、みんなが一丸となってこぎつけました。

ぜひ来てくださいね!

夜11時まで準備してたのでフラフラです

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和菓子と関係ない話。でも実は関係あった話。その① 写真編マミヤU

 

写真が好きで小さい時から写真を撮ってました。
最初に使った自分のカメラは「マミヤU」もちろんフィルムカメラです。「写ルンです」もない時代なので何かしらカメラを持ってないと写真が取れない時代でした。
直線的なデザインが多かったこの時代に何かUFOを思わす外観(もしかしたらマミヤUのUはUFOのU?)は異端でした。一眼レフではなく今でいう所の「コンデジ」のような位置づけです。レンズ交換が出来ない固定式でもちろんピントはマニュアルです。レンジファインダーではないのでピント合わせはピントリングと目盛りはあるものの実質目測です。

レンズキャップは内臓式なので無くす心配もないし、その当時は常識だったカメラケースに入れる必要もなくある意味スナップシューターって感じでしたね。
ストロボも内蔵で暗さにも多少は対応出来ました。今のようにISO感度(当時はASAと言ってましたが・・・)の幅が無いというか、ISO100のフィルムを使ったらその1本を使い切るまで100のままです。今のようにコマごとにISOを切り替えて撮影できるなんで想像も出来ない時代でした。ですのでストロボはある意味必須なのです。

レンズは35mmF2.8で4群5枚のものですからそんなにチープな訳ではありません。でもこの時は一眼レフの50mmという画角(厳密な言い方をすれば焦点距離)に憧れました。今では35mmという画角も好きですがちょっと寄る感じでは取れなかったので、憧れましたね-。

僕が持っていたのは黒でしたが、色違いでシルバーがあったのはまさにUFOそのものでした(笑)

スナップはこのマミヤUで良かったのですが、問題は当時流行っていた「機動戦士ガンダム」のプラモデルをジオラマに仕上げてたのですが、その撮影でした。一眼レフではないのでレンズとファインダーの間にはどうしてもパララックス(視差)が生じるのです。それも近くによればよる程パララックスは大きくなる。(そもそもピント合いませんが)

つまづきました。これを解決するには一眼レフが必要だということを知りました。当然そんな高価なものは持っていません。どうしようと思ってダメもとで親父におそるおそる聞くと「持ってる」というのです。そういえば少し大きめのカメラ新しく買ってたよな。

お願いして借りました。初一眼レフです。「PENTAX MEsuper」当時6年生か中学1年生だったので何も分かりませんでした。今みたいにネットももないし、解説本なんてないし、あるのは取扱説明書のみ。

ASA、シャッター速度、絞り、焦点距離、被写界深度、同調速度、聞きなれない言葉が並び意味もちんぷんかんぷん。特に「絞り」って何やねん!って感じでした。カメラの本を立ち読みをし(本屋さんすみません・・)カメラのカタログ集めまくって隅々まで読みまくって勉強しました。

そしてようやくジオラマを撮るのですがもちろんライティングも無くただ撮っただけでは暗い写真になります。そこでストロボを使うのですが確かサンパック製のものでオートも無かったと思います。GN(ガイドナンバー)から割り出して撮ったと思うのですが、ストロボに同調速度があるのを分からすにとったもんですからまともに撮れてません。バウンド角度も適当だったので全然ダメでした
光量足りてないのに早いシャッター速度使ってる時点であんまし分かってなかったんだろうと思います。何しかそれで同調速度を覚え、三脚やレリーズの必要性を覚え、ガイドナンバーの公式(光が届く距離(m) = ガイドナンバー ÷ レンズのF値)を覚え、まぁこの時の体験が和菓子を撮影する時の基礎になったかなと思います(笑)

でも当時はフィルムだったので現像してプリントが出来るまでのタイムラグが3日~1週間くらいあったので、今みたいに失敗したから今度はこれで試そうとか出来なかったんです。データの値も紙に書いて置いとかないと、どういう撮り方をしたから失敗したのかという検証も出来ず、いい世の中になったとつくづく感じます。

 

マミヤU/マミヤプレスファンクラブ (awane-photo.com)

【七十二候・第十八候】牡丹華(ぼたんはなさく)

牡丹と言うのは和菓子でも結構題材に使われます。その大きく存在感豊かな花は見る人の心も華やかに変えていきます。

「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は女性の最高の美しさを表す言葉です。

和菓子の世界でもよく扱う花の一つで、工芸菓子の分野でも牡丹を作れるか否かで表現の幅の広がりがうんと違います。

ボタンの花びらは大きくて複雑なフォルムをしています。多くは「雲平」と呼ばれる生地で作っていきます。粉砂糖と寒梅粉が主な原材料で、そこに水を加えます。人によって油を加えたり、練り方が違ったりと様々ですが花弁を作って組んでいきます。いかに少ない枚数でボリュームがあるように見せるかが一つのポイントで、腕の見せ所です。

まぁ僕はそんなに上手く出来ませんが(笑)

写真が見当たらないのでまた出てきたらアップします。

 

 

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

白井明大(株KADOKAWA)

季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

絵で楽しむ二十四節気と七十二候

水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)https://youtu.be/Ol1nHE2v00E  

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

仕事の意味を考えたら楽しくなってくる

月に一度外部の先生をお呼びして社員でゲームしたりお話聞いたり目標たてたり色々しています。

今日は「仕事」の意味。

「たぬきと男の物語」をみんなで見て考えました。

この話ってイソップの「レンガ積み」のお話しにも通じるところがありますよね

3人のレンガ職人の話(イソップ寓話)

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

1人目は、
希望・夢・志などの使命感はまったくありません。

ただ言われたからやる。言われなければやらない。

ただ“レンガ”しか見ていません。
作業としての仕事、労役としか感じていません。

2人目は
“お金を稼ぐため”に否応なしに働いている。
“壁”しか見えていません。

3人目は、
「後世に残る歴史的事業に参加して町中の人を笑顔にするため」
という志を抱き、明確な目的意識を持って働いています。
100年以上先に完成する“大聖堂”建設のため、

仕事を“使命”と感じ、自ら喜びを感じています。
同じ「仕事」をするのに精神的にいいのはどれでしょうね。

西洋の概念では仕事は「罰」であり罰は受けたくないという考えがあります。
日本人は昔から仕事を「罰」とする概念はありませんでした。でも今は仕事がつらいと感じてる人が多くなったかもしれませんね。仕事って必ず誰かを幸せにすることなんです。誰かを幸せにした結果お金が入るという行為なんです。それの反対が誰かを不幸にしてお金を得ることを「犯罪」と言います。要するに自分が幸せになるには誰かを幸せにすることがマスト。だから自分の為にも仕事は楽しんですることが世の中を良くすることに繋がると思っています。

引用 ◆「3人のレンガ職人」のイソップ寓話から働くことの意味を考えてみた。 (central-engineering.jp)
イソップ寓話「3人のレンガ職人」に学ぶ、モチベーション高く働く従業員を育てるヒント 株式会社トータルエンゲージメントグループ (total-engagement.jp)

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)  https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

 

和菓子の歴史 その② 田道間守(たじまもり)

田道間守(たじまもり)っていう人の名前を聞いた人はそんなに多くないと思います。僕もこの世界に入るまでは聞いたことがありませんでした。

製菓学校に入ってお菓子の歴史っていうのを習うのですが、最初に出てくる人物ってやはりこの田道間守さんなんです。かの有名な「日本書紀」や「古事記」にも出てくる由緒正しい人なんですよ。

お菓子に関係あるって言うても別に日本最古の和菓子職人って訳ではなくて、何をした人かというと、第11代天皇である垂仁天皇(すいにんてんのう)の命令で不老不死の食べ物を探しに行った人なんです。

不老不死の食べ物?正確にいうと不老長寿の妙薬「非時香果」すなわち橘を探しに常世の国(とこよのくに)に行ったそうで、そこで何と橘を見つけ持って帰ったのです。任務完了!

しかし、時すでに遅し。垂仁天皇は崩御された後で、間に合わなかったのです。悲しみに暮れた田道間守は自害し天皇の後を追ったのでした。

 

もっとも、垂仁天皇は140歳まで生きたという事ですから、不老長寿の実を食べる事もなく十分に長生きしましたよね^ ^(最もこの頃の歳の数え方の概念が現在とは違うという説もあり実際には70歳程ではないかとの考え方もあります)

その橘はお菓子の祖先とされ、橘や田道間守を祀る神社はいくつかあります。(後に出てくる林浄因を祀る神社などの菓子にまつわる神社もあります)

中嶋神社(兵庫)

https://toyooka-cci.jp/tajimamori/

吉田神社(京都)

http://www.yoshidajinja.com/yuisyo.htm

橘本神社(和歌山)

http://www.katuragi.or.jp/wakauma/featured/

林神社(奈良・漢國神社内)

https://kangou-jinja.jp/manju/

橘寺(奈良)

https://tachibanadera-asuka.jimdofree.com/

さてあん庵のホームグラウンドである羽曳野市の「市の木」は「橘」です。羽曳野市は正直知名度は低い(16%(知名度.net調べ))なんですが、歴史ある町で非常にいい町です。たちばなを広める会というものもあり、菓子屋としても誇り高い町です。

たちばなを広める会

https://www.facebook.com/habikino.tachibana/?locale=ja_JP

菓子屋にとって特別な果物。それが「橘」です。

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【七十二候・第十七候】霜止出苗(しもやんでなえいずる)

●穀雨●

菜種梅雨と呼ばれるこの時期、二十四節気では「穀雨」と言われますが、これから作物を育てていくにあたって恵の雨という事ですね。しかも本当の梅雨ほど頻繁に降るのではなく、適度に降るというのが何ともいい感じです。5日に一度風が吹き、10日に一度雨が降る。こんな順調な天気の事を「五風十雨」(ごふうじゅうう)と呼んだりもします。

霜が無くなるこの時期から田植えが始まる。立春から八十八日目(八十八夜)は農業にとって縁起のいい日。お茶の歌でもおなじみです。https://youtu.be/69NbUBwY5zk

八十八をばらして組み直すと「米」の字になる。もちろん人間が考えたことなんですが、すべてが必然のようです。

 

●旬の魚●

旬の魚は「玉筋魚」(いかなご)。関西では春の代名詞と言って過言ではないほどポピュラーな魚で、いかなごのくぎ煮は毎年ニュースで紹介される風物詩になってます。ホント美味しいですよね。

ちなみに「しらす」はこのいかなごや、カタクチイワシ他などの稚魚で無色透明なものの総称で、淡路島などでは「しらす丼」を推しの一品として各お店で食べられるような企画をしています。僕も食べにいきましたがびっくりするくらい美味しいです!ぜひ行ってみてくださいね。

淡路島生しらすプロジェクト 淡路島の生しらす2023 (awajishima-namashirasu.com)

 

 

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

●松田なんで店をつくったのか?  https://w-anan.jp/about/

 

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。

四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。

おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。

 

参考文献

日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
絵で楽しむ二十四節気と七十二候
水野久美(株KADOKAWA)

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伊勢神宮にお参りに行く。身が引き締まるよね。

身を清める為?にたまにお伊勢さんに参ります。神社は全て神聖な場所ですがやはり伊勢神宮はその中でも特別というか、涙が出るほど素晴らしい場所、聖地であるというのは説明する必要もない事ですね。

伊勢神宮 https://www.isejingu.or.jp/

 

伊勢神宮には式年遷宮という制度があり、第62回の時の記憶は新しいのですがそれは平成25年だったので既に10年が経っています。20年に一度の式年遷宮なので、もう半分の時が過ぎ、10年後には第63回の式年遷宮が行われます。途中120年ほど中断したりと必ずしも順調に続いたわけではないですが、1300年も続く行事って本当にすごい事です。

世界的に見てもこれほど長く続いている国はありません。皇帝が続いた国はありますが、普通は次の君主が現れた時、前の皇帝や王様は粛清されていきます。見かけ上、皇帝という制度は続いていますが、他人がその地位を奪って皇帝を名乗るという構図となります。

日本は主権が武士に変わった時期も多々ありますが天皇制度そのものは現在に至るまでずっと続いています。それどころか先に書いた「120年の式年遷宮の中断」を再開したのは、織田信長・豊臣秀吉が遷宮費用を献納したためでした。江戸時代もこうした敬神の念は徳川将軍家に受け継がれ、造営奉行に命じて式年遷宮の全面的な協力を命じたという事です。

 

さてさて、伊勢神宮のお話しはもっとしたいのですが、お菓子屋のブログらしくお菓子についても書かなければなりません(笑)

 

伊勢名物のお菓子といえば?

そうですね。赤福餅ですね。(お福餅さんすみません・・・)

和菓子の事を知らなくてもお菓子に興味が無くても「赤福餅」は知ってる人は多いと思います。大阪でもお土産菓子売り上げの常に上位に君臨します。大阪の菓子屋としては悔しいですが、美味しい事には違いありません。それに前回のお伊勢さん菓子博やおかげ横丁などの社会貢献度もすさまじいものがあり、尊敬できる企業の一つです。

 

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

 

【七十二候・第十六候】葭始生(あしはじめてしょうず)

桜も散り、山々が新緑におおわれる時期に入りました。スギ花粉の人は落ち着いたと思いますが、ヒノキの人はまだしんどいかも知れません。

いつも言ってますがとにかく季節の移り変わりは激しく、とても四季では語りつくせません。72もの季節が分けれるのも日本の素晴らしい点の一つだと思います。

さて、「葭」というのは「あし」と読みます。「葦」とも書きます。皆さんご存知の湿地に群生するイネ科の植物です。古事記では「豊葦原之千秋長五百秋乃水穂国」(とよあしはらのちあきのながいほあきのみずほのくに)と日本を表現しているようです。

 

あの有名なパスカルの名言「人間は考えるアシである」にも登場する「葦」ですね。誰だ?「足」って思ってたのは?(笑)

「葦」は弱いものの代名詞にも使われるところから、人間というのは弱い面もたくさん持って いるが、「考える」ということが出来るということ。すなわちそれは偉大であるという事という意味です。

ちなみに「葦」は「アシ」ってよんでしまったら「悪し」に繋がるので縁起が悪い。だから特に関西では「葦」を「ヨシ」と言っちゃったみたいです。

んなアホな!!

いえいえ、皆さんもご存知の「日よけよしず」って「葦」で作って「ヨシ」ってよんでいる代表選手なんですね。てか、本当のところ「葦」の正式名称は「ヨシ」なんです。それを逆に「アシ」ってよんじゃってるんです。

ややこしかな。ややこしかな。

 

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

 

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのにそれをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。

 

参考文献

日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

白井明大(株KADOKAWA)

季節七十二で候。

大田垣晴子(株KADOKAWA)

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

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【七十二候・第十五候】虹始見(にじはじめてあらわる)

春が深くなるとともに空気も濁ってきます。雨上がりに奇麗な虹を見られるのもこの時期からです。昔の人はなんでも知ってますねぇ。

 

虹ってなんであんだけテンションが上がるんでしょう。子どもの時は言うまでもなく大人になった今でも、虹をみたらテンションが上がります。虹を見て嫌な気持ちになる人は少ないかも知れませんね。

虹とは空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象です。

光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で反射して、屈折して水滴から出ていく事です。プリズムに光を通すと虹が現れますよね。

 

この虹って何色で出来ていますか?って聞かれると

「馬鹿にするなよ!7色に決まってるやん」となりそうですが、実は決まってないんですね。

国によってかなり色は違います。いや、虹の見え方は一緒なんですがそれを表現する時に民族によって表現の仕方が違うと言った方が正確かも知れません。色を表現する言葉の有 無、色に対する考え方の違いが違うからなんでしょうね。

 

そもそも日本の7色って言えます?

赤・オレンジ・黄色・緑・青・紫 あれ?もう一つなんだったっけ?

赤・オレンジ・黄色・黄緑・緑・青・紫 かな?

それとも 赤・オレンジ・黄色・緑・水色・赤紫・青紫? 微妙ですね

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正解は 「赤・橙・黄色・緑・青・藍色・紫」 の7色です。ちゃんと言えたかな?

個人的には和菓子を作る時もそうなんですけど実は6色で作ってます。なんかその方が収まりが良くて・・・。

 

世界では6色でもなく、8色や、5色4色さらに3色、2色!の国もあるんです。「いくら何でも2色はないわ!」って思うのは日本人側の思い込みであって、2色で分けてる国の人からすれば「7色って!ありえへん。どんだけ多いねん」って思われてる事でしょう(笑)

 

ところで同じ虹の色でも配列が変わると途端に美しさが半減するってご存知でした?

赤外線があって可視光線は赤色から始まって紫になり、紫外線になっていく。これは自然の摂理なんでしょうね。

これが虹の配列です

 

 

赤と黄色の位置を変えるだけで違和感が出ます。

 

 

補色同士を並べる感じにしました。もう虹と同じ色とは思えなくなりましたね。当然ちゃ当然ですが、色の不思議です。和菓子職人は色との戦いでもあります(笑)

 

 

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのにそれをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。

 

参考文献

日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

白井明大(株KADOKAWA)

季節七十二で候。

大田垣晴子(株KADOKAWA)

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

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和菓子の歴史 その① 古代の菓子

今は、何気なく「和菓子」と言う言葉を使っていますが、案外「和菓子」という言葉ができたのは、最近の話なんですね。要するに、「洋菓子」の文化が入ってくるまでは、お菓子の事は単に「菓子」と呼んでました。

「洋菓子」が入ってくると、単に「菓子」では、どちらの菓子のことかが分からないので、「洋菓子」に対して「和菓子」と呼ぶようになったのです。それは明治時代の話です。最近じゃない?

それではその「和菓子」が今日に至るまでどのように進化していったのか少しずつお話ししていきたいと思います。

 

縄文時代には和菓子の原型と言われるものがあったとされています。木の実を粉砕して、水でアクを抜き丸めたもの。これが団子の始まりと言われてます。今の和菓子とそのまま比較は出来ませんが、主食ではないおやつとしての役割があったとすれば、それは立派な和菓子ではないでしょうか。

弥生時代に入ると土器などもちょっと洗練されて行きますよね。見た目の派手さや重厚感は縄文式の方が勝っているので縄文式土器ファンも多いと思いますが、弥生式土器は技術力がアップしています。

着飾る縄文式より見た目はシンプルになり、土器の厚さも薄くなりました。土器を高温で焼くことから強度がアップしました。形も甕型が出始め、そしてなんと「フタ」を付けることに成功し、貯蔵できる食物の幅が増え、調理の多様性にも対応できるようになりました。

現代でも調理器具や厨房の設備、形状で作れる食べ物が変わりますよね。小学校の家庭科室と百貨店の厨房では作れるメニューの幅が違いますし、洋菓子屋の工房と和菓子屋の工房では共通部分もありますが、作れる種類がまるで違います。縄文時代から弥生時代への進化はすさまじかった事でしょう。

 

もちろんそれに伴ってお菓子も進化していきます。単に木の実の粉を丸めたようなものだったのが、米や穀物から現在のお餅や団子の原型が作られていくようになりました。

今のように学校とかスポーツとかゲームとかあった訳ではないと思うので、お菓子作りは子どもにとっては何よりの楽しみだったかもしれませんね。

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●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)

https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

 

柏餅(かしわもち)その⑤ 屋根より高い鯉のぼり

こいのぼり。

最近はでっかいのは少なくなったかもしれませんね。でも全国各地でこいのぼりのイベントはいっぱいしています。わが町の富田林市でも石川という川の河川敷にてこいのぼりの雄姿を見ることが出来ます。

石川河川敷のこいのぼり – 富田林市公式ウェブサイト (tondabayashi.lg.jp)

 

鯉のぼりは中国の故事『登竜門』が由来といわれています。日本では『鯉の滝登り』という名の伝説ですね。

中国の黄河の上流に「竜門」という激流の連なる滝があって、そこを登りきった魚は霊力が宿って龍になると言われていました。

ある時一匹の鯉が激しい滝水に逆らいながら竜門を登りきったところ、鯉は龍へと変身して天に昇っていった…という伝説です。

どんなジャンルでもよく使う言葉の「登竜門」ってここからきてるんですね。

 

さて、武家社会時代には、将軍の家に男の子が生まれると家紋の付いた旗や幟(のぼり)を立てて祝う風習がありました。江戸になると庶民の間で「鯉の滝登り」で立身出世のシンボルであった鯉を幟にした「こいのぼり」をあげて祝う風習として広まっていきました。子どもの立身出世を願うという事です。

時代は変わっても親が子どもを思う気持ちは変わりませんね。

 

鯉の和菓子で決まったものはないのですが、各店色々趣向を凝らしています。上生菓子のモチーフにしたり、大きな鯉を使ったり。

でもアニメのせいなのでしょうか?年々リアルな鯉ではなくて、可愛い鯉のお菓子が支持を受けてきました。

 

あん庵でも20年前はこんな鯉

そして最近ではこうなりました。

もちろんどっちも作ることは出来ます。柏餅、ちまき、鯉の菓子和菓子ってホント楽しめますよね

 

柏餅(かしわもち)その② 柏の葉のヒ・ミ・ツ 和菓子工房あん庵So sweet so happy! 和菓子で世界を幸せに (w-anan.jp)

柏餅(かしわもち)その① そもそも柏餅ってなんだ? 和菓子工房あん庵 和菓子で世界を幸せに (w-anan.jp)

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【七十二候・第十四候】鴻鴈北(こうがんかえる)

月に雁というくらい月の綺麗な秋には雁が渡ってきて、春には北に帰っていきます。その頃の和菓子も雁をモチーフにしたものが増えます。

ツバメは春に日本に来るので、来る者もいれば去る者もいる。不思議ですね。

なんでわざわざ寒い冬にやってくるんでしょう?どうせならツバメの様に夏に来ればいいのに!って思った事ありません?

 

いやいや、雁はベース地がシベリアだったりするんですね。そしてシベリアの冬は想像を絶するくらい寒い。その極寒の地からすると日本の冬なんて相当暖かいしエサもあるんですよね。

要するにシベリアの冬を避けて暖かい日本に避難して、シベリアが暖かくなるころにはスプリング エフェメラルが爆発的に増えるので帰っていくという訳です。緯度が高いと日照時間も長いのでそれも関係するかも知れませんね。

雁にしたら日本ではなくてシベリアの方が家ですが、何か勝手に雁って日本的な鳥ってイメージ持ってます。花札にものってるから?「大蔵じいさんとガン」という教科書に載ってるお話しも覚えている人も多いと思います。この話も何かやっぱり日本的なんですよね

大造じいさんとガン – どんぴんからりん (goo.ne.jp)

 

雁の特徴でV字配列?編隊?に飛ぶというのがあります。その姿は美しいです。因みにこのV字型、先頭の雁が翼を動かすことによって2列目以降の着いてくる雁のゾーンに上昇気流が生まれます。そうすることで楽に飛ぶことが出来、編隊を組むと1羽で飛ぶより7割も遠くまで飛ぶことが出来る。言い換えれば同じ距離でも体力を温存して飛ぶことが出来るという事ですよね。めっちゃ賢い。

誰ですか?そしたら先頭は損するからいやだって言ったのは。


そらそうですよね。2列目以降なら楽に飛べるんやから先頭にはなりたくないですよね。だから後ろの雁は「ガーガー」言うて先頭を励ますんです(笑)

 

安心してください。先頭が疲れたら後ろに回って交代するんです。ほんで「ガーガー」言うて励ます側に回ります。なんちゅうチームワークでしょうか。賢すぎる。

 

それでも雁ってどんな鳥?って言われてすぐに答えられる人は少ないと思います。

雁の定義は「白鳥より小さい大型のカモ類」です。同じかもでもカルガモとは大違いですね。唯一渡らないカモのカルガモ(留鳥)。でもお引越しは大好きで、道路を渡るだけでマスコミは出動するわ、車を通行止めにするわ、その日のニュースはカルガモ一色みたいな。少々過保護な、でも愛され度100%のカルガモ。

 

そんなカルガモをしり目にストイックにV字配列で飛ぶ雁。人間の大騒ぎを見て「やれやれ」って思ってるカモ!知れませんね。

 

 

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。

おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。

(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)

参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 今夜スタート

鬼滅の刃っぽい上生菓子作成しました https://youtu.be/tGN5ijAIPOc

 

セオリーというものがあります。伝統というものもあります。和菓子は伝統を継承している。半分は合ってますが、半分は間違ってます。

その時代に合った挑戦や変化があって、それで市民権を得て、結果気づいたら長い道のり伝統になるのです。

 

何の話?

 

いやいや、「鬼滅の刃」って初めて聞いた時理解できなかったです。言葉が難しすぎて。登場人物も竈門炭次郎、禰豆子、我妻 善逸、嘴平 伊之助などなど読めない、書けないのオンパレードの主人公達。少年漫画界では珍しかったと思います。(多分)

一応kindleで全巻購入して読破はしまして、映画も見に行きました。ここでもセオリーは崩されましたね。

普通TVアニメの映画版ってスピンオフとかオリジナルストーリーつけたり、TV版をダイジェストでまとめたり。でもTVアニメの続きを映画化するってよく考えるとすごい冒険だったと思います。で、映画が終わったらその続きを又TV放映すると思いきや、映画を分割してTVアニメで流すという(1話はオリジナルでしたが)荒業。その後遊郭編が始まり・・・っと言った感じです。

 

現在のマーケティングに合うようなストーリーを「知ってるから」こそ見に行きたい。知ってるものの安心感というのでしょうか。それに多くの人がハマった気がします。

ま、そんなに堅苦しくないようリラックスして見てみますけど。

Youtubeでは市松模様の上生菓子を作ったものがあるのでよかったら見てくださいね(*^^)v

 

TVアニメ「鬼滅の刃」 刀鍛冶の里編 (kimetsu.com)

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

 

柏餅(かしわもち)その④ ライバルちまき登場

●東の柏、西のちまき?●

 

俗に柏餅は関東で、ちまきは関西で食べられているという話をよく聞きます。確かに関東ではちまきは関西程食べられていないようなのですが、関西でも柏餅めっちゃ食べてます。

 

元々は関西では柏の木が育ちにくい風土だったのと、先に書いたように柏の葉は次の葉が生えても落ちないことから、子孫繁栄の意味から武家社会の関東地方で柏餅が盛んになったと思われます。

 

一方ちまきは中国から伝わった時に都のあった関西地方に広まりやすかったとか。

その証拠?として和菓子界でちまきと言えば京都の川端道喜さんです。「水仙ちまき」という葛で作ったちまきを作っている老舗なのですが、ちまきの頂点の店と言っていいと思います。

 

僕も和菓子の世界に入ったころ、第15代目川端道喜さんの著書「和菓子の京都」を読んでその和菓子の奥深さと職人の覚悟がひしひしと伝わってきて、感銘を受けたのを覚えています。花びら餅の話とか京都の話とか和菓子職人でなくても面白いので皆さんぜひ読んでくださいね。

にしてもこの川端道喜さん。初代の川端道喜さんは千利休と一緒にお茶を習っていたり、あの古田織部と親交があったそうなので、もうこれ普通に歴史上の人物ですよね。学校でも教えて欲しい!

ちまきというより川端道喜さんのお話しになっちゃいましたが、あん庵でもちまきを作っています。「水仙粽」でも「羊羹粽」でもなく、皆さんの一番なじみが深い「外郎粽」です。粽の巻き方をYoutubeにUPしたものがあるのでぜひ見てくださいね。

 

ちまきの巻き方  https://youtu.be/wc6TBLX56LE

 

川端道喜 | 京名物 百味會 (kyomeibutuhyakumikai.jp)

 

柏餅(かしわもち)その① そもそも柏餅ってなんだ? 和菓子工房あん庵 和菓子で世界を幸せに (w-anan.jp)