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【七十二候・第二十七候】梅子黄(うめのみきばむ)

以前は「梅干しあん」を作ってまして、その梅干しを調達しようと思ったら結構梅干しに必要のないものが入ったりしているのです。(保存をさせるための添加物とか)

本来梅干しというのは保存食な訳で何も入れなくても日持ちがするはずなのですが、近年はその保存の効果のある「塩」がとにかく悪者にされて減塩が正しいとなっています。

もちろん高血圧患者(高血圧の定義が年を追うごとに低く設定されていってしまってるので、今まで高血圧患者でなかった人が定義の為に患者になってしまう傾向があります。年齢により血圧が変わるのは当たり前の話なのですが、現在は全年齢で同じ基準にしているので、「高血圧」に該当する人が5000万人を超える事態になっています)に毎日多量の塩を摂取しろとは言いませんが、そもそも塩の影響をそこまで気にしなくていい人も多数おられますし、梅干しを一度に何十個も食べる人はいないと思います。他のお漬物もそうですが、塩分を減らしてそれを補うために調味料や保存料を使う場合があるのでどちらが健康に良いのか、各自の判断はいると思います。

もちろんまじめに美味しく安全な梅干しを作ってるメーカーも多いですが、値段もそれなりにしますので製品に加工するには合いません。

そうなれば自分で梅干しを漬ければいいじゃないかという事で何年か毎年つけていました。シンプルに梅と塩、あとは紫蘇だけしか使っていません。(漬ける前の梅。青い梅がまさしく黄色になっていくのです。その時の豊潤な香りって本当にいい香り。フルーツといっていい香りです。

それを梅雨の間漬け込み、梅雨明けの土用の頃天日干しをします。そして梅干しが完成するのです。それはもう本当にすっぱーーーーーい!でも美味しい!梅干し少しでご飯1杯十分に食べられます。変な梅干ししか食べてないと梅干し嫌いになっちゃいますが、本当に美味しい梅干しは子どもでも美味しいって食べると思います。

また機会あれば作りたいですね。今は商売抜きでぬか漬けや、たくあんを無添加で作ったりしています。たくあんも誰でも美味しく簡単に出来るのでお勧めです(^^♪

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

 

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

 

白井明大(株KADOKAWA)

季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

絵で楽しむ二十四節気と七十二候

水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————

 


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