地域の情報誌って多くのの町にあると思うのですが、今日はあん庵に地元の情報誌の方が取材にみえました。取材はやっぱ緊張しますね。喋ることは喋るのですが、脈絡の無いことばかりで、ライターの松岡さんもご苦労されたと思います。そこでは、なぜ僕があん庵のような和菓子屋をつくろうと思ったのかなど語らせていただきました。お菓子作りについても熱く?語りました。
編集の石井さんも松岡さんも帰りにお菓子を買って頂きました。お忙しい中、取材どうもありがとうございました。

すみません、この写真は特に今回の取材と関係ないのですが、こんな明るいスタッフ達と一緒に頑張ってます!
情報誌名や掲載時期は又このブログで発表します!
今日は夕方に仕事を抜け出し、あべの菓子博の講演会を聞きに行きました。とらや文庫の中山圭子さんの公演で、「和菓子の魅力」がテーマでした。
男重宝記という江戸時代の書物に書かれてある、和菓子についてのお話ですとか、年中行事と和菓子にまつわる話、アートと和菓子のお話などを話されていました。興味深く楽しく聞かせて頂きました。中山さんは出版も多くされていて、僕もその本で和菓子の勉強をさせて頂きました。かなり奥深くそれでいて読みやすい本だと思います。挿絵もかわいいですし。
なので、一度お会いしたいと思っておりまして、いい機会だったので公演が終わってからご挨拶に行きました。ご丁寧に対応して下さったのですが、名刺交換をしましたら何と僕のことを知ってて下さったのです。僕も業界誌に何度か載せていただいているので、そういう記事をご覧になってたみたいです。嬉しかったですね。東京に行くときは又お邪魔したいと思います。ありがとうございました。

すみません、お忙しいのにサインまでいただきました・・・。ありがとうございました。
2月の話ですが、定休日を利用しまして、社員と一緒に四国の香川県に和三盆工場の見学に行きました。和三盆というのは日本独特の砂糖で、和菓子に良く使われます。お干菓子などにも多いのですが、最近では洋菓子にも使われたりしますね。独特の風味と、口どけの良さが特徴です。あん庵でも良く使っています。
そして、今回は「ばいこう堂」さんにお邪魔しました。

後ろの丸太に岩をぶら下げ、砂糖の蜜を切るという工程です。はじめは軽く、そしてだんだん重くしていくのだそうです。

これは「とぎ」と呼ばれる作業で、この作業の良し悪しで製品の品質が決まってしまうらしいです。この「とぎ」を盆の上で3回するところから、「和三盆」と呼ばれるようになったとか言いますね。職人さんの手際はあざやかでした。こんなに一生懸命に製造をしていただいているのだから、美味しいものを作らないとバチが当たりますね。
その他の工程も見せて頂き、お忙しい中ご丁寧に説明や、僕の質問にも快く答えていただきました。そしてなんとお土産まで頂いてしまいました。工場長の黒川さん、そして社長の黒川さん、本当にありがとうございました。
帰りに徳島に寄り、有名な和菓子屋さんに何件か回らしていただきました。カフェもしている和菓子屋では、和菓子三昧のセットを食べました。お茶も3回出てきたのですが、すべて違うお茶で、感動しました(^.^)食前食後にも違うお干菓子が出てきて、楽しめました。
他にも茶室がある本当に雰囲気の良い和菓子屋もありまして、なかなか勉強になりましたねぇ。
今日から、大阪あべの近鉄百貨店9Fで、あべの菓子博が始まりました。工芸菓子は昨日セッティングをしにいきました。(何とか間に合った・・)会場では大阪・兵庫・京都・和歌山などのお菓子屋さんが集まり、工芸菓子を展示されていました。皆さんかなりレベルが高く、見ているだけで勉強になります。

皆さんの作業風景です。菓子屋だけでなく製菓学校の先生も出品しています。

これが僕の作品「燦燦(さんさん)」です。来場されたら、ぜひ見て下さいね。
今日からはGWにインティックス大阪で開催される「食の博覧会」用の工芸菓子を作っていきます。しばらくは又休めないですね・・・。
3/27から大阪阿部野橋の近鉄百貨店で「あべの菓子博2009」という催し物が開催されます。(4/1まで)いろんなお店が集まって、お菓子を販売したり、工芸菓子を展示したりします。落語もやってたりするんです!(ちなみに落語はちゃんと本職の落語家さんがします。菓子屋がするわけではありませんよ。念のため。)
僕は工芸菓子を展示するという形で参加させていただきます。で、今その追い込みをしております。幸い今日は定休日なので朝から工芸菓子を作っております。間に合うかめっちゃ心配です。(明日が提出日なのです。。)
いつも1人で作ることが多いのですが、今回はうちで働いてくれてる女の子の職人2人と一緒に作っています。ほとんど初めて作るので、悪戦苦闘していますが、いつも夜遅くまで頑張って製作してくれてます。心強いですねー

これは、牡丹の花びらに型でスジをつけています。ちなみにこの型も自分でつくりました。

これは、その花びらに”そり”をつけて、乾燥しているところです。白い粒々は「みじん粉」と呼ばれる材料で、その上で乾燥させてます。

で、完成はこうなります。もちろんお菓子なので食べられますよ。
まだまだ、作らないといけないので、ブログはこの辺で失礼して、頑張ります(^O^)/
興味ある方はぜひ見に来てくださいね。
今日は「彼岸の入り」です。「暑さ寒さも彼岸まで」というだけあって、今日はホントに暖かい1日でした。
さて、和菓子屋でお彼岸といえば、おはぎが有名ですね。地方や季節によって呼び方が変わったりしますが、お店によって味も甘さも大きさも千差万別のようです。うちの店は粒あんやきな粉のおはぎの他に、枝豆のあんのおはぎも用意しています。一度食べてみてくださいね。
話は戻りますが、おはぎの呼び方、他には「ぼたもち」「夜船」「北窓」や、「半殺し」みたいなのもあるそうです。「ぼたもち」は春の牡丹に似ているからだとか言ったりするみたいです。
お餅はペッタンペッタンと搗くので、隣の人も気づくけど、おはぎはもち米を潰すように作るので、搗いてるのが分からない。「夜船」はいつ岸に着いたか分からない・・・ついたのが分からない・・・この掛詞(しゃれ?)から夏のおはぎをこう呼んだそうです。
同じ「搗いたのが分からない」という言葉から、「つき知らず」「月知らず」で北側の窓には月が出ないから「北窓」となったという説も聞いたことがあります。他にもこんな呼び方を知ってるって方がおられたら、ぜひ教えて下さいね。

初めまして、和菓子工房 あん庵の店主をしております、松田と申します。今回、HPをリニューアルするにあたって、ブログも併設することとなりました。もちろんお菓子のことも書いていこうと思っていますが、それ以外のこともお知らせしていこうと思っています。興味ある方は又見に来て下さいね。