あん庵のお菓子の中に「寺内町・あてまげの辻」というお菓子があります
「あてまげ」と言うのは、交差点の形状の名前で、本来四つ辻と言うのは、上から見て十字に道が交差しています。
ただ「あてまげの辻」と言うのはの上から見て、道が左右に半間ずつずれているのです。
1間と言うのは今で言う1.8メートルのことで半間すなわち90cm分道がずれているのです。
要するに、交差点で交差する道を通るときに、まっすぐの道ではないので少し斜めに進みながら通るというめんどくさい形になります。
まぁ普通に考えればあまり機能的ではないと思うのですが、そのとおりです。その筋を通過するのに、少し注意をしたり、減速をしたり、とにかく一気に通ることができないのは明らかです。
寺内町と言うのは何百年も前より続く自治区だそうです。要するに、幕府(政府)管轄ではないので、自分の身は自分で守ると言う事です。まぁ例えば、警察とかも自治警察で警備しなければいけません。
その時に敵の侵入を少しでも防ぐように道を曲げ、防御体制を整えていたと言うことです。その道の形は、現在でも残っていて、まさしく寺内町にふさわしいデザインだと思いました。
今ほどインターネットが盛んでなくというか、自分自身あまり使いこなせていなかったので、調べるのもネットではなく、自分の足で歩きまわって調べました。実はあん庵の記念すべき、ご当地銘菓第1号なのです。
富田林市・きらめきミュージアムの「あてまげの辻」解説
あてまげの辻 | 結果一覧 | 見どころを探す | 富田林きらめきミュージアム:富田林市(とんだばやしし) (tondabayashi-city.jp)
富田林商工会・あてまげの辻ページ
和菓子工房あん庵「寺内町あてまげの辻」 (tonshow.or.jp)