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厄除け饅頭

今日は厄除け饅頭についてお話しします。
もしかしたら関東地方はまた違うのかもわからないですけど、関西地方ではよく厄除け饅頭と言うものを配ります。

人生には厄年と言うものがあり、その厄年に当たった人が、自分の厄を饅頭に託して、周りの人にその饅頭を配り、厄をもらってもらう。今風に言うとみんなでシェアしようかみたいなノリです。

えーそんな人の厄をもらうなんて、何でそんなことせんとダメなんだ!と思った人。とても気持ちはわかるんですが、実はこの厄除け饅頭を食べると言うのは、厄を消し去ると言う意味合いがあるので、実はこれ人助けになってるんですね。
要するに食べる側も人助けをしている配る方も、人に振る舞っているわけですから、良い行いとみなされ縁起の良いこととなっています。

一般的には、小豆の入ったもの(小豆は邪気払いがあると言うことから)を配ると良いとされ、もちろん、和菓子屋には厄除け饅頭と言うものがあるので、それを配るもよし、厄除け饅頭でなかったとしても、小豆の入ったものを配るのもいいと思います。

ちなみに、あん庵では、厄除け饅頭と言うと、紅白の常用まんじゅうに厄除けの夜勤を押したものになります。一方で、黒糖まんじゅうタイプの厄除け饅頭もとても有名です。でも、近年はどら焼きや、生どらに厄除けの焼印を押して配ると言うことも増えてきました。時代とともに変化するもんですね。でもそれでいいと思います。大事なのはみんなが笑顔になることだと思います。

※ウチでは何と厄除け生どらやき何てモノもあったりします。
Youtubeのショート動画でも見れますよ(^^♪
https://youtube.com/shorts/jx2AdFsdMxE?feature=share

厄除け饅頭を配る時期は、大体節分を目安にすることが多いです。節分までに配るのが理想ですが、過ぎてからでも配る人もちらほらいらっしゃいます。
ちなみに節分の次の日は、立春旧暦では正月になりますね。今の暦は、旧暦と新暦がごちゃまぜになって、節分も新暦で表示してますが、実際には旧暦にそってやるのが本当かもしれませんね。

事実、日本の季節と暦は多少のズレがあって、実は旧暦で見る方が実際の季節としっくりくることが多いと感じています。赤穂浪士の討ち入りの日が雪で積もっているのは旧暦の12月14日、今で言う1月から2月位の1番寒い時期だと言う事は有名なお話ですね。

次回は恵方巻(恵方ロール)について・・・


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