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恵方巻からの恵方ロール

「知らんけど」

この言葉が2022年の流行語になったと聞いて逆にびっくりした関西人も多かったのではないでしょうか?
だって昔から使ってる言葉で、今更流行語と言われても…って感じですよね。

それと同じような感じで全国的に当たり前だと思っていたことが関西や大阪だけの文化と知ってびっくりしたことも多かったです。
タコ焼き機を持ってない家なんてあると思ってなかったし、「モータープール」も「足ぐねった」も「遠慮のかたまり」も「からい(しょっぱい)」も「大学1回生」も「三角座り」も「蚊に噛まれる」も「しんどい」も「お造り」もみ~んな標準語と思ってたんです(笑)

そんな仲間の内かも知れませんが、「恵方巻」も元々関西の文化で今は全国に広がったという事のようです。これも昔は全国文化と思ってました。

海苔屋さんが考えたとか色々所説はあるようですが、太巻きを丸ごと1本しゃべらずに恵方の方向で丸かじりとは中々面白い文化ですよね。それまでは名前もまちまちだったのが、あるコンビニが「恵方巻」と称して広島で販売したのがきっかけで全国に広まったようです。今の時代コンビニが文化を作っていくということも珍しくなくなってきましたね。そりゃ全国に5万件以上あるので影響力ってすごいですね。個人的には地方の珍しいコンビニも生き残って欲しいし、何でも全国文化になるより地方色の強い伝統も面白いと思います。でも知って欲しいし複雑ですね

恵方巻の派生でいつのころからか菓子業界にも「恵方ロール」というものが定着してあん庵でも10年以上前から作ってます。最初は見向きもされない感じでしたが年々反応は良くなってきてます。お寿司は食べんとアカンし、ロールも食べなアカンし、大変なのでウチのロールはちょっと小さく控えめにしてます(笑)

生地は「浮島」っていう生地で立派な和菓子の素材です。何も知らなくて食べたらほとんどの人は普通に洋菓子のスポンジ生地だと思って食べると思いますね。でも実は主成分はあんこと米粉と卵です。小麦粉も使ったりするのですが、いわゆる洋菓子の生地とは食感が全く違います。興味ある方は食べ比べてみると面白いですよ☺


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