和風月名はなぜ消えたのか?「睦月・如月・弥生」の呼び方を取り戻したい。数字で呼ぶ月と、習慣によって染みついた呼び方

和風月名
睦月
如月
弥生
卯月
皐月
水無月
文月
葉月
長月
神無月
霜月
師走
日本の月の呼び名は昔はこんな感じで普通に民間でも使ってました。なんか趣があっていいですよね。(まぁ公文書では実は日本書紀の時代から既に一月二月と数字で表す表記も見られるようですが)
折角こんないい名前があったのに今の1月2月っていう言い方に全面的に変えた時があります。
江戸から明治になった時、それまでの太陰暦(旧暦)から西洋に合わせて太陽暦(新暦)にしたのです。この頃も昭和の大戦後の急速な欧米化のように、いやそれ以上の欧米化が進んでたような感じがします。
新暦に変わったのはもう一つ理由があって、月の暦の太陰暦では数年に一度閏月が発生して、1年が13か月になります。明治政府の財政難で1か月の給与を削るために12か月固定の新暦に変えたというのは有名な話だと思います。
ちょっと待ってください。旧暦から新暦に変わった理由は分かるのですが、それが和月名から数字だけに変わった理由が分かりません。そのまま残しておけば良かったのにと思います。
明治政府は和風月名は旧暦と結びつきが強く、そのまま新暦に当てはめると農作業に混乱が生じると最もな事を言ってたみたいなのですが、実際は数字化する事による無機質感を出して日本の文化を薄くする意図もあったようです。
それこそ正月は今のアジア人における春節のように国を挙げてお祝い一色な感じでしたが、名前を変える事で段々簡素化し、効率的に国民を動かす意図があったとか。そのかい?あって現在に至ってはお正月ムードなんてあまり感じなくなってきています。
この頃の日本人は良くも悪くも変わりゆく日本をどう思ってたのでしょうかね?
そこで「いや睦月とか長月とか霜月とか言われてもどっちが先が分からんし数字でええやん」と思ったあなた!実はそうでも無いんです。
と言うのも数字で月を呼ぶ国と、英語に代表されるJanuary、Februaryという独自の呼び方をする国とどちらが多いと思います?
…はいそうなんです。圧倒的に独自の呼び方の国の方が多いのです。
でも別にそれらの国は数字じゃなくてもややこしくなってないし、不都合もありません。(まぁ併用はしてますけど)
いや、それでも「数字の方が順番分かって合理的だ」と思ったそこのあなた!
中国では曜日は数字です。例えばその中国人に「曜日が数字ではなくて月曜とか火曜とかややこしい言い方では金曜と水曜がどちらか先が分からないやん。月曜から順番に星期一、星期二…って言った方が順番分かってええやん」って言われたとしましょう。
きっとあなたは「いや、数字じゃなくても曜日も順番も分かるし。むしろ数字で言われたら分からんやん」って答えるでしょう。
そうなんです。ただの習慣なのです。
だから睦月、如月って復活してくれないかなって真剣に思ってる一和菓子職人です。
日本の文化は毎日感じるのが良いですよね!

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E


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