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【七十二候・第二十候】蚯蚓出(みみずいずる)

いよいよ立夏で夏が近づきます。梅雨が明けないと本当の夏って感じはしませんが、やはりもう春という感覚は無くなってきます。啓蟄よりも遅いタイミングでミミズは冬眠から目覚めます。まるで作物を育てる直前に畑を耕す手伝いをするかのようですね。

ミミズは目が無いので「目見えず」からミミズに変化したと言われています。目は有りませんが光は感じられるので暗い土の中に身を置きます。土中の微生物などを食べその糞が植物の成長を促します。実によく出来ている自然界ですね〜

 

 

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

白井明大(株KADOKAWA

季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

絵で楽しむ二十四節気と七十二候

水野久美(株KADOKAWA——————————————————————————————————


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