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【七十二候・第十八候】牡丹華(ぼたんはなさく)

牡丹と言うのは和菓子でも結構題材に使われます。その大きく存在感豊かな花は見る人の心も華やかに変えていきます。

「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は女性の最高の美しさを表す言葉です。

和菓子の世界でもよく扱う花の一つで、工芸菓子の分野でも牡丹を作れるか否かで表現の幅の広がりがうんと違います。

ボタンの花びらは大きくて複雑なフォルムをしています。多くは「雲平」と呼ばれる生地で作っていきます。粉砂糖と寒梅粉が主な原材料で、そこに水を加えます。人によって油を加えたり、練り方が違ったりと様々ですが花弁を作って組んでいきます。いかに少ない枚数でボリュームがあるように見せるかが一つのポイントで、腕の見せ所です。

まぁ僕はそんなに上手く出来ませんが(笑)

写真が見当たらないのでまた出てきたらアップします。

 

 

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

白井明大(株KADOKAWA)

季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

絵で楽しむ二十四節気と七十二候

水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)https://youtu.be/Ol1nHE2v00E  

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/


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