• 最新の記事

羊羹その1 なんで「ひつじ」やねん

羊羹(ようかん)ってご存じですか?

「そんなもん知ってるわ!」って怒られそうですが、そうですあなたのイメージしてるそれ、それが羊羹で間違いないです。

間違いないのに人によって想像してるものがきっと違うと思います。羊羹と言っても色々ありますから・・・。

 

そもそも何で「羊」っていう字を使うのか不思議に思った方も多いと思います。まさか昔は羊羹に「羊」が使われていたのかな?って思ったりして、そんな訳ないし。と思ったり・・・

はい、正解は本当に羊の肉が使われていたんですね!驚き‼‼

そんな羊羹食べたくないですよね。甘い羊羹の中に羊~。でも待ってください。今の羊羹の中に羊の肉が入っていたんじゃないのです。元々中国から伝わった羊羹は羊の羹(あつもの)。要するに羊の肉の入ったとろみのある汁物のことだったのです。同じように猪羹(ちょかん)、海老羹(かいろうかん)などもあったのですが、長い時間が経つにつれ羊羹だけが残ったようです。

 

日本に伝わったのは鎌倉時代や室町時代と言われ、仏教では肉食が禁じられていたので小豆で代用され、砂糖が使われるようになりました。この辺りは肉まんが饅頭に変わっていった経緯に似ていますね(饅頭の話はいずれしていこうと思います)

 

でも製法は小麦粉を混ぜて蒸しあげて固めるというやり方で、今の「蒸し羊羹」に当たります。そうです、昔は羊羹と言えば蒸し羊羹だったのです。大阪では廣井堂さんの栗蒸し羊羹が有名です。先日もお邪魔した小松市の松葉屋さんの蒸し羊羹「月よみ山路」も絶品ですし、長野の小布施堂さんや中津川のすやさんも有名処ですね。もちろんあん庵も美味しい栗蒸し羊羹作ってますよ(笑)

江戸時代になって寒天が発明されると、小麦粉ではなく寒天で固めた水羊羹が出てきました。福井県では水羊羹は冬に食べるもの。冬のスーパーに行くと他府県では考えられないくらい水羊羹がずらーっと並びます。

 

ホントにざっくりいうと、水羊羹を煮詰めていくと「練羊羹」になります。水分を飛ばしてあの独特の引き締まった食感になります。和菓子に全く興味のない方でも、とらやさんの羊羹はご存じだと思います。大阪近郊では駿河屋さんが羊羹をけん引していってます。全国各地に色んな羊羹を作ってる和菓子屋はあります。恥ずかしながら私はまだ行ったことが無いのですが小城羊羹を求めて佐賀に行ってみたいとも思ってます。

羊羹の事奥が深すぎて長くなるのでこれくらいにしておきます(笑)続きは又ぼちぼちと・・・。

 

 

参考文献

和菓子夢のかたち 中山圭子
東京書籍株式会社
ようかん
虎屋文庫 新潮社


コメントを書く

この記事について何か感じたことがございましたら、
ぜひお気軽にコメント下さい。

匿名でもコメントできます。