綿って可愛いですよね。実がはじけて現れるモコモコ。おそらく人間の一番身近にある繊維ではないでしょうか。
夏は涼しく、冬は暖かい。丈夫で水にも強く保湿性もある。衣類になるためにあるような植物です。
僕の住んでる大阪の街はかつて東洋のマンチェスターと呼ばれました。産業革命で発展した巨大都市マンチェスター。そのマンチェスターのごとく発展したのが大阪で大正から昭和初期頃の当時は日本一の都市でした。その中心となったのが綿工業で大阪にはその象徴の綿業会館が現存しています。
モガ・モボ(モダンガール、モダンボーイ)と呼ばれた当時の若者はお洒落で時代の最先端をいって非常に発展した時代でした。終戦後たった10年しか経ってない昭和30年に「もはや戦後ではない」という有名な言葉が示すように戦前のGDPを超えました。(この言葉自体が使われたのは昭和31年の経済白書)逆に言うならば昭和30年レベルの力を戦前の日本は既に持っていたという事です。
戦後は自動車産業が栄え、現在ではも500万人が自動車の関連産業に携わっていると言われています。そのNo.1のトヨタは何の会社でしょう?と言われれば100人中100人が「自動車会社」と答えますが、元々何の会社だったかはご存知でしょうか?
有名な話なのですが、ご存じない方の為に書きますと、元々トヨタは豊田自動織機製作所という織物の機械を作る会社だったのです。そこから自動車に変換したのですが、当時まだ車の時代ではなかった為関連企業も銀行ももちろん社員もひっくり返るほど驚いたし、賛同も得られなかった事と想像できます。でも車産業に鞍替えしてなかったら潰れてた可能性は高かったですよね。
●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E
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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
絵で楽しむ二十四節気と七十二候
水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————