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【七十二候・第四十一候】天地始粛(てんちはじめてさむし)

二百十日(にひゃくとおか)とは立春から数えて210日目という事なんです。台風が来る日ともいわれていて、「八朔(8/1)」「二百二十日」と並んで農家の三大厄日として知られています。

確かにこの頃は台風が多いですし、朝晩は本当に過ごしやすくなってきましたね。寝やすくなって嬉しいです。

8月最終の土曜日には秋田の大曲で花火大会が行われます。100年を超えるそうです。花火は日本で発明されたものではありませんが、あの美しさは日本独自といっても過言ではないと思います。

なんせ「丸く大きく均一に開く」「色が変化する」という当たり前だと思ってた表現も、世界でも類を見ない特徴を持っていると言われているのです。そして浴衣とうちわで鑑賞するというスタイルは外国人のあこがれでもあるそうですね。

和菓子も元々は中国から伝わってきていますが、現在のような和菓子になったのは日本独自のもので、今の中国のお菓子とはやはり別物になってます。

日本人の特徴として発明するのは苦手(トロンやウイニーも結局は世に出てこれなかったというケースも含めて)でもアレンジするのは上手い。本家本元を抜いてしまうというのは昔からのようですね。鉄砲も、戦闘機も、マッチも、お菓子も、自動車も。

また話がそれそうなので戻しますが、この時期の変化として、入道雲があるとおもったらいつかの瞬間に高い空が見えたりするんです。まさに「天高く馬肥ゆる秋」のまんまです。

日中は暑いですが着実に季節は秋になってます。

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E
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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
絵で楽しむ二十四節気と七十二候
水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————


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