深い霧がたちこめる頃という事でこの季節の名がついたとの事。春は「霞」で秋は「霧」なのですね。
猛暑は続いてますが、朝晩は少し穏やかです。TVのニュースばかり見ていると砂漠の真ん中で住んでるような気持になりますが、冷静に判断していきたいですね。住んでる環境も人それぞれ違うのですから。
さてこの頃の旬の花と言えば「水引」という花があります。上から見ると赤く、下から見ると白く見えるという面白い花です。
細長い花穂に点々と花がついてるので熨斗紙に使われる(最近はほとんど印刷ですが)あの紅白の水引に似てるという事でこの名がついたようです。
そうなんです。文化としての「水引」が先で、植物の「水引」の方が後なんです。
同じような感じでメガネやカメラの「レンズ」ってありますよね。そしてフレンチなど西洋料理を食べるとよく「レンズ豆」というまさしくレンズの形をした豆が出てきます。
ホンマ、レンズみたいな豆やなぁって思ってると大間違い。こちらはレンズ豆の方がずっと先にあったもので、いわゆる「凸レンズ」が発明されたときに「なんかレンズ豆に似てる!」ってなって「レンズ」という名前になったそうです。こちらは植物が先!
名前の由来って面白いですよね
●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E
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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
絵で楽しむ二十四節気と七十二候
水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————