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【七十二候・第十二候】雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

桜が満開で、今年も何箇所か写真を撮りに行きました。桜って本当に微妙な色合いでいわゆる桜色なんですけど、写真に撮るとなんか白っぽく写ってしまうんですよね。そういうところもなかなか難しいです。

そんな桜も2週間ほどではかなく消えていきます。その盛りを過ぎるとすっかり冬の気配はなくなりへ春本番へ移っていきます。

冬の間は安定した気圧配置によりあまり雷は起こりませんが、寒冷前線の通過などによって春の雷は起こります。まだまだ不安定なこの時期の天気、いきなりひょうが降ったりするのも平常気象ではなく春の風物詩ということです。

この時期服装にも困りますよね。朝晩はまだまだ寒いので生重ねて家を出るのですが、昼間の陽気は暖かく汗ばんできます。もうTシャツでもいい位な感じ。でもそんなことをしていると夜はめっちゃ寒いです。そんなこんなで春真っ盛り楽しみたいですね。

撮影地

観心寺 https://www.kanshinji.com/

大阪城公園  https://www.osakacastlepark.jp/?lang=ja

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。

おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。

(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)

参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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