8月のブログで沖縄の「ぬちまーす」という塩について触れました。実は今回からこの「ぬちまーす」を豆大福に使用いたしました。(黒豆の味付けに使用しています)これまでは荒塩を使用しておりましたが、この「ぬちまーす」はもっとたくさんのそして、バランスがよくミネラルが入っている塩なのです。ギネスブックにも認定されたこともあるらしいのです。塩のしょっぱさというのは塩化ナトリウムによるもので、ミネラルが多いということは、それだけまろやかな味わいになるということです。いわゆる「食塩」がぴりぴりした鹹さなのは99%塩化ナトリウムで出来ているからなのです。
別にぬちまーすさんの回し者ではないのですが(笑)、いい素材は積極的に使っていきたいですね。他の塩を使う製品にも試してみたいです。(全く新しい製品も含めて考えています)
塩の品質の話ではないのですが、ちなみにうちの店はあんこそのものには塩を使用しませんね。餡に塩を入れるお店もたくさんあるのですが、うちは砂糖だけです。塩は好みなのでどちらが良い悪いではありません。スイカに塩をかけると甘みが増す?とか言われますしね。塩がなければスイカじゃないという人もいれば、それが嫌いな人もいますよね。
塩を基本の餡に入れてしまうとひょっとして全ての製品の味が似てしまうかもしれません。それがその店の特徴で良い所なのですが、僕は飽き性?なので色んな味を楽しみたいって感じですかね。お菓子なので基本は甘いものが多いのですが、開発では塩気のものをはじめ、酸っぱいもの、辛いものも作ったりします。野菜の菓子も結構考えます。出来たら又紹介します。
で、話はどんどんそれていきますが、以前このブログで作った梅干はいったいあの後どうなったんだ!とメールをいただいたのですが、すみませんそこで話が終わってましたね。実は「梅玉露」という製品の梅肉あんになります。白あんがベースで、梅干しをすりつぶした物と、シソをペースト状にしたものを練りこみます。その梅肉餡を丸めて形付けたものに、玉露の皮をコーティングし、金箔をつけて完成です。
梅玉露 1箱9個入り 1050円