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【七十二候・第七候】蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

日中東が差すとポカポカと言う表現が合うようになってきました。季節の移り変わりが感じられますね。啓蟄ということで第六侯はその名前が付いています。
読んで字のごとく、冬の間、土の中で眠っていた虫たちが目覚め始めます。もちろん、虫と言うのは、昆虫と言う意味だけではなく、蛙などの小動物なども含まれます。私たち人間も冬眠こそしませんが、やはり冬は家にこもりがち。春になると暖かく体も動きやすくなり、活動的になるのは他の動物達と一緒かもしれませんね。

旬の魚は「さわら」と言うことで、魚へんに春と書くのも頷けます。個人的には大好きな魚で特に西京焼きが最強だと思ってます。

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七十二候という季節があります。恐らく世界で日本だけだと思います。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。
おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。
(元々この暦も中国から入って来たとされてますが、現代に残ってる暦は日本に合わせて日本独自にブラッシュアップされたものと言えます)
参考文献
日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。
大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
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