「小春日和」が秋の季語と同じく?「麦の秋」は初夏の季語になります。勘違いしやすい言葉ですね。
河内には「赤ねこ餅」というお餅を「半夏生」に食べる風習があります。「半夏生」については又書いていきたいと思ってますが、なぜ赤ねこ餅と言われるのかと言うと、麦を使ってるからなんです。
この時期に麦ができるので、それをふすま(小麦の殻)ごとお餅に入れてついたのが赤ねこ餅です。
小麦のふすまは実は非常に硬いんです。お米の場合はぬか何ですが、ぬかは研磨で落とせます。でも小麦のふすまは硬くて研磨出来ない。ほんと金づちで叩いても壊すのに骨が折れるくらい硬いです。
でも粉砕して加熱すればちゃんと食べられますし、栄養価も高いです。
もちろん小麦は小麦粉として色んなものに加工されることのほうが多いですね。僕は超お米派ですが、小麦を避けては通れないのでもちろん食べます。大麦ですが麦茶も飲みますし。
紀元前から小麦は使われてたようですが、よくあの硬さに負けずに加工したものと思います。図書館もマニュアルもYouTubeもない時代。昔の人の知恵はすごいです。
●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E
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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~
白井明大(株KADOKAWA)
季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)
くらしのこよみ
うつくしいくらしかた研究所
くらしを楽しむ七十二候
広田千悦子(泰文堂)
にっぽんの七十二候
角謙二(株式会社枻出版社)
絵で楽しむ二十四節気と七十二候
水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————