伊那食品工業株式会社という会社があります。
https://www.kantenpp.co.jp/corpinfo/
何度も訪問させて頂いたことがあって、そのたびに驚かされています。
驚くことはいっぱいあるので書ききれないので、2つだけ抜粋。
一つはこの会社、長野県伊那市にあるのですが、会社は山の中にあると言っていいようなロケーションです。広大な土地に社屋やショップ、レストランや美術館が立ち並びます。無論この伊那食品さんが運営している施設なのですが当然駐車場もかなり広いのです。
社員さんはその駐車場の一角に停めることとなるのですが、その際一番遠い所に停めて、お客さんは近い所に停めることが出来るようにしているのです。まぁ普通の感覚ならそうしているお店や会社は珍しくないかも知れません。
ところがこの話は続きがあって、社内の話ではなくて例えばプライベートで何かしらの施設、そうスーパーとか映画館とかそういう所に行った時でも出来るだけ遠い位置に車を停めることを推奨しているのです。多分強制ではないはずですが、多くの社員はきっとそうしてるんだろうなって想像できるような社風です。
理由はご想像の通りです。お身体の不自由な方のために近い場所を空けておくということです。もちろんそんな大型施設の駐車場は身体障害者用のスペースは設けられてはいます。でも身体障害者ではなくてもなるべく歩く距離を短くしたい人はたくさんいます。高齢の方も妊婦の方も怪我をされてる方もそうですよね。だったら健康で特に歩く事に不自由のない人は歩けばいいんだって考え方です。
僕も本当に同感で普段運動不足と言いながらほとんどの人が階段を使わずエスカレーターを使ってます。フィットネスジムに通う位なら歩けばいいのにって思ったりもします。こんなことを言えば10階でも階段で登れよとか5kmでも歩けよとか上げ足を取られそうですが、時間があればそうしたらいいしなければやめればいいし、ただそういう選択も出来るという意識が大事だということを言いたいのです。
駐車場で一番遠い所に停めたところで健康なら10分も20分も歩くことはなく、せいぜい数分ですので歩ける事に喜びを感じて歩けばいいんじゃないかと思うだけですね。たがらすごく共感しました。
続く。
●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E