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【七十二候・第二十三候】紅花栄(べにばなさく)

紅花と言えばスタジオジブリの「おもひでぽろぽろ」を思い出す人も多いのでは?

今井美樹さんと柳葉敏郎さんの声優でも話題になりましたね。とは言えこの映画、もう30年も前の映画です。時の経つのは早いですね。

初めは山吹色の紅花、徐々に赤くなっていきます。染料にされるのは有名な話ですよね。こんな紅花ですが和菓子のデザインになるのはあまり多くはありません。山吹色と紅のコントラストがいいのでいつか作ってもいいかなと思います。

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル) https://youtu.be/Ol1nHE2v00E

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

白井明大(株KADOKAWA)

季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

絵で楽しむ二十四節気と七十二候

水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————

大阪ええYOKANの反省会とこれからの展望

今日は大阪ええYOKANの反省会とこれからの展望を話する為に集合しました。

「大阪ええYOKAN」については過去のブログも参照してくださいね。

https://w-anan.jp/blog/2023/05/post-6344/

大阪ええYOKANプロジェクトとは

羊羹の老舗「大阪本家駿河屋」

大阪を代表する和菓子屋「福寿堂秀信」

50年前の万博で一世を風靡した「高山堂」

NHK朝ドラ「カムカムエブリバディ」監修の「吉野屋松原」

食の人間国宝がいた「本まつばや」

東大阪で一番地域に愛されている「お多福堂」

和菓子甲子園常連校の「大阪緑涼高校」

と、和菓子工房あん庵の合計7店と1校でスタートした「大阪土産計画」です。

 

大丸梅田店で1週間催事をしたのですが、それはもう大評判でマスコミにも何回も取り上げられまして、大成功に終わりました。

 

大成功には違いないのですが、正直課題点も多くより良くブラッシュアップしなければならないと痛感しました。実はもう次のオファーも頂いていて、夏に開催される予定です!

またお知らせいたしますね

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日野ゴルフ倶楽部

下手の横好きと言いますか、たまーにゴルフもします。好きだったらもっとしろと言う声も聞こえてきそうですが今のところできる範囲でやってます

今日は和菓子屋の仲間とコンペでした。1時間以上前に到着するつもりで出たのですが、大渋滞に巻き込まれ、開始時間の5分前に到着という(前の組はもうスタートしてたし)顰蹙スタートで始まりましたが、元々下手なのでスコアにもさして影響せず終わりました。

下から数えた方が早いのですが「ハンデ」と言う名のもとになぜか5位になるという他のスポーツでは考えられないほどこし?を受けてそれでも楽しくリフレッシュできましたヾ( ~▽~)

 

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【七十二候・第二十二候】蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

蚕って人間の手を借りないと死んでしまう生物ってご存知でしたか?おぼろげな記憶によると、完全な家畜で人の世話が無いと生きていけない唯一の動物だったような。

幼虫は桑の葉を食べまゆを作りそのまゆが「絹」へとなります。繁殖用の蚕はまゆを作った後さなぎになり成虫になります。成虫はすぐに交尾し卵を産みます。成虫は羽があるのに飛ぶことは出来ません。そして食べることもせず(出来ず?)1週間ほどで死にます。

製糸工場と言えば大竹しのぶさん主演、森次 晃嗣さん(ウルトラセブンのモロボシダンの人)も出演してた「あゝ野麦峠」が思い出されます。なぜ「野麦峠」と言われるようになったのかも描写されていて子どもながらに「えげつな~」と思った記憶があります。小説(ノンフィクション文学ですが)も読みましたね。

その絹なのですが現在では国内シェアも0.2%ほどだそうで、労働ももちろん明治時代のような事はありません。着物では「正絹(しょうけん)」で作ったりしますので非常に高価になります。

 

和菓子の世界でも絹は使います。例えば上生菓子の「茶巾絞り」を作る時、「綿」や「さらし」で絞るのと「絹」で絞るのとではお菓子の出来上がりのフォルムが全く違うものになります。きめ細かいラインを出す場合はやはり絹が一番ですね。

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

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わさんぼん(和菓子がテーマの漫画)

「わさんぼん」ってご存知ですか?

和菓子好きな方なら思い浮かぶ砂糖の「和三盆」ではなくて、和菓子職人を題材にした漫画の「わさんぼん」です。
この漫画は4コマ漫画形式で書かれていますが、そのままストーリーが続いていく感じの漫画です。

コメディタッチに書かれていますが、和菓子の表現や職人の行動などかなり忠実に再現されてて、初めて読んだ時は元和菓子職人が書いてるのかと思った位です。

ご存知無い方はぜひ読んでみてくださいね!Kindleでも販売してます❣️

で、その佐藤両々先生があん庵に来られました。
なぜ来られたのかはちゃんと決まってから又公表致しますが、業界あげてのあのイベントの為にお話を聞きに来られました。
そして色々業界の裏話も教えて頂きました。和菓子界にも非常に関係ある話だったので興味津々。
繋げて頂いたMちゃんありがと〜

いや〜コレからの展開がすごく楽しみです

主役では無いのですが、イチオシキャラの柏木明月ちゃんの色紙描いていただきました!やはり漫画家さんの絵は素晴らしいです
(アップは両々先生の了解済みです)

【七十二候・第二十一候】竹笋生(たけのこしょうず)

たけのこ。

成長すればまるで歯が立たないあの竹とは思えない柔らかさと美味しさ。不思議ですね。

一般的に流通しているたけのこのほとんどは「孟宗竹」(もうそうちく)で、太めで香りがよく、肉質がやわらかいのが特徴です。

淡竹(はちく)と呼ばれるたけのこは5〜6月頃が旬で、皮の色が少し赤紫がかっていて細長い形をしています。アクが少ないので基本的に孟宗竹のようなあく抜きは必要はありません。果肉はやわらかくシャキッとしています。

今年はこれをお客様に頂いて美味しく頂きました。ありがとうございます。

ところで、パンダの主食と言えば「笹」ですよね。七夕に飾るのも「笹」ですよね。では笹と竹はどう違う?同じ?

実は「笹」と「竹」は違うもので、とは言え同じようなものにはちがいありません。「成長するとたけのこの皮が落ちるのが竹、残って茎を包むのが笹」という違いだそうです。

それでもあまりピンときませんが、そもそもあまり明確に違いがあるわけでもなく、他には背丈の高いものが「竹」、低いものが「笹」のような分け方や、葉で分けることも。

「竹」格子状に葉脈があって、
竹の葉脈

「笹」は並行に葉脈があります。普段はやはり「笹」の方が目にするかも知れませんね。

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

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【カメラに興味のない人閲覧注意】和菓子と関係ない話。でも実は関係あった話。その③

ところがAEが使いやすいかの論争に終止符を打つ、どっちも使えるカメラが現れました。それが、Cnaon A-1,Nikon FA,mamiya ZE-X 達です。今ではどんなカメラでも標準で付いているAEモードがこの時は世界初!みたいな感じです。

決めた理由ははっきりと覚えていないのですがマミヤはちょっとやっぱりマイナー感はあったので、将来的にレンズシステムがどうなるのかの不安と、いざという時に誰かにレンズを貸してもらえない(せこいけど子どもだったから許して)ということでやめました。

Nikonは魅力があったのですが、ちょっと高価だったのと、システムが中学生には複雑に思えたんでやめました。F-3,FM-2,FE-2とかの時代です。CanonnewF-1,EF,AE-1,AV-1,AL-1とかの時代かな。結局Canon A-1にしたのですが、決め手の一番はカッコいいですかね。そのフォルムに惚れ惚れしましたし、絞り優先AEがなんとレンズの絞りリングではなくボディ側でするという、これも今では普通ですが当時は画期的だった!こととか、フィルムの巻き上げレバーの角度が120°と小さく、小刻みな巻き上げも可能でした。

実絞りAEというAEも付いていて、現在のミラーレスなら可能なこともこの当時からA1にはついてました。これは絞りを調整した後に実際に被写界深度をファインダーで確認できるという機能で特に風景や接写には便利でした。デジタルのように撮った後確認が出来ず、フィルムを現像してプリントするまで分からない訳ですから今よりも重要な機能です。

Canonは後にも被写界深度優先AEなるものも開発しているのでスポーツ写真メインのイメージから何でも撮れるカメラへの変換機だったのかも知れませんね。

細かい所では2秒のセルフタイマーが付いてたり多重露出が出来たり、最新機能は凄まじかったです。(何度も書きますが今では全て当たり前の機能ですが)

とにかくそのA-1が手に入った時はもう本当に嬉しくて嬉しくて。レンズはNew FD50mmF1.4 いわゆる標準レンズ。人間の目の画角に一番近いと言われてるレンズです。(細かいことを言うと片目なら50mm、両目なら35mmって言われています)

絞り開放で撮影すると望遠レンズ風に、パンフォーカスで撮ると広角風に撮ることが可能です。開放値が明るいので暗いところに絶対的に有利でした。当時のフィルムは標準がISO100です。高感度と呼ばれる物でISO400、超高感度で1600です。でも1600なんて素人の僕みたいな子どもですら粒子の粗さが際立って作品作りには厳しい感じでした。風景専門に撮る人はISO64とか中にはISO32なんて使う人もいたほど。ちなみにこの時代のこの事情の中、A-1ISO12800まで設定できるという化け物みたいなカメラだったんです。

だから50mmという焦点距離は今でも大好きで、標準ズームは持ってはいますがほぼ使わず、カールツァイスのプラナーF1.45Dmark Ⅳに付けて撮ってます。

その後高校生になり、70−210mm F424mmF2.8を買い、最終的には300mmF4とエクステンダーを揃えて、隙間があるとはいえ、素人学生にとってはほとんどの画角を抑えることができました。写真部に所属し全紙のパネルとかを焼き付けるようになり、体育祭などは指定の場所に座っとくということはなく、自由に動き回って屋上からとか記録写真を撮ってました。なんか特権を得たみたいで面白かったです。

そうして時代はAF(オートフォーカス)の時代に入っていくのです。

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【カメラに興味のない人閲覧注意】和菓子と関係ない話。でも実は関係あった話。その②

中学生の時の友達が電車好きばかりで付き添いでよく電車の写真を撮りに行ってました。電車も決して悪くも無いのですが、どちらかというと電車そのものの写真はあまり興味がなく、ホームで撮っていてレアな電車が来ようともそこまでトキメキはしませんでした。それよりも無名な電車でも風景の一部になるような撮り方が好きでした。ただそうなってくるとどうしても「マミヤU」では対応しきれません。レンズ交換の出来る一眼レフが必要になってきます。

鉄橋の電車を撮りに行った時に友達のミノルタ(多分X-70やったと思う)で135mmの望遠レンズを覗かせてもらった時、度肝を抜かれました。今でこそ135mmなんて珍しくも無く、ズームレンズなど平気で70−300mmとか150-600mmが有りますよね。でもその時の135mmはもうホント憧れで、200mmとかなると本当に凄くて300なんて夢のまた夢って感じでした。逆に広角も35mmでは物足りません。

だから一眼レフを買うことを決めました。そうなればまずカメラ本体をどのメーカーにするのか決めなければなりません。その当時はもちろんAFなんてなく、マニュアル露出からAE露出に移行する時代。AEもカメラによって絞り優先AEのカメラとシャッター速度優先AEのカメラが別れていました。メーカー的にもCanonはシャッター速度優先が多く、Nikonは絞り優先がベースな感じです。電池をほぼ使わないメカニカルなカメラもありました。アサヒPENTAXCanonOLYMPUSNikon、マミヤ、RICOHCONTAXMINOLTAなどなど。買えもしないのにセンザブロニカ、ハッセルブラッド、そしてライカ!まで見てました。カメラ屋さんでパンフレットをもらい穴の開くまで見てました。日本カメラショー(現CP+)に行ってカメラ総合カタログをもらい、色々覚えていきました。

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【七十二候・第二十候】蚯蚓出(みみずいずる)

いよいよ立夏で夏が近づきます。梅雨が明けないと本当の夏って感じはしませんが、やはりもう春という感覚は無くなってきます。啓蟄よりも遅いタイミングでミミズは冬眠から目覚めます。まるで作物を育てる直前に畑を耕す手伝いをするかのようですね。

ミミズは目が無いので「目見えず」からミミズに変化したと言われています。目は有りませんが光は感じられるので暗い土の中に身を置きます。土中の微生物などを食べその糞が植物の成長を促します。実によく出来ている自然界ですね〜

 

 

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

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Japanese restaurant 呑ん気さんで和菓子講習会

セブで飛ぶ鳥を落とす勢いの日本食レストラン「呑ん気」さんがNUSTAR RESORT AND CASIO に出店するということでやってまいりました。

NUSTAR RESORT AND CASIOってSMシーサイドモールの隣に出来たカジノやホテルのある複合施設で、客層もかなりハイクラスの人が利用する所です。そこに別ブランドでコンセプトもさらに高級志向に変えて作り込んでいくのに和菓子が必須になったと言うわけです。

呑ん気さんの料理人にレクチャーさせて頂きました。でも流石に料理人です。和菓子を見るのも練り切りを触るのも始めてなのに感覚的に作っていきます。最初は当然戸惑いますが、出来るだけ吸収しようとし質問もバンバン飛んできます。次の瞬間からより良くできるための方法を自分で模索し始めます。そしてオリジナルを作り始めます。どこの国の職人も同じですね。

7月にオープン予定だそうなので皆さん行く機会があれば寄ってくださいね。カジノ好きな方もぜひ。

NUSTAR RESORT AND CASIOは昼間たまたま見学に行ってたんです。呑ん気さんの展望は何となく事前に聞いていたのですが、具体的にここに出すとは現地で初めて聞いたので、偶然か必然か見といて良かったです。その帰りにSMシーサイドモールという東洋一大きいとも言われるショッピングモールに来ました。

ここは特別に思い入れのある場所で、3年前に素晴らしい仲間と一緒にSAKURA festivalに参加した場所なんです。今回と同じく日本人会さんの主催で大変お世話になり、正に全身全霊で挑んだイベントでした。
久々に行ってみると…やっぱ懐かしい。変わらずショッピングセンターは賑わってました。でもお店はずいぶん入れ替わりがありましたね。隣接するところにアクアリウムができたり、前述したNUSTER RESORTができたり。一番びっくりしたのがマクタン島に行く大きな橋ができたこと!明石大橋ばりの吊り橋です。今までマクタン島に行くには2本の橋しかなかったのですが、これで3本目の橋ができた事になって利便性がUPしました。

想像ですが、マクタンにある国際空港からNUSTER RESORTに行こうと思ったらセブの渋滞を抜けないといけないから専用のバイパスを作った感じです。すなわちこれからこの地域は相当開発が加速するんではないかと思います。

フィリピンセブ島にて日本文化祭り「盆踊り」参加してきました

やはり灼熱のフィリピン。体力を奪われます。色んなイベントに参加させて頂いてますが、熱中症との戦いはここフィリピンが1番過酷です。
ですので日本では考えられませんが、作務衣の下は短パンとサンダルです。

そう日本文化のイベントに呼んでいただいて、和菓子を担当することになりました。
練り切りの実演をひたすらするという耐久レースですね
4年前もこのセブで岡本君と一緒に身体中の水分が抜ける程過酷な中実演をしましたが、今回も同じく身体中の水分が無くなりました
熱中症には気をつけていたものの、余りにもコツコツ作りすぎて気がつけば鼻血が吹き出してしばしクールダウンなにわともあれ何とか作りきりました

それはともかく和菓子のみならず本当に日本文化って世界に自信を持って誇れるものです。
日本だけにいるとその凄さがあまり分からず、自虐好きな人達の影響を受けてることは残念でなりません。

それもともかく、今回も多くの人に喜んで頂けました。フィリピンの人達も西洋の人達もそして在比日本人の方も喜んで頂けました。

そして運命の出会い⁉️
いつもあん庵を御贔屓にして下さってる元気いっぱい松下さんと言う方がおられるのですが、何と現地でばったりお会いして。
セブでバッタリ会うって普通は中々無いですよね。お忙しくされてる方なので日本でも中々お会いできないのに。奇跡です!
松下さん〜これからも宜しくお願い致します❣️

さて「盆踊り」のイベントの中で色んな催しものがあるのですが、全ては伝えきれないので3つだけ。

一つは大空亜由美さんの演歌。遠い海外の地で聞く演歌は心にしみます。大空さんは4年前の盆踊りでもご一緒させて頂いていて、もうコロナで再会できないかもと思っていたので、お会いできて感激です。相変わらずのお元気で元気を分けて頂きました。

もう一つは「FUMIYA」さん。恥ずかしながら存じ上げなかったのですが間違いなくフィリピンで一番有名なというか、知らない人はいないと言ってしまっていい日本人です。俳優であり、歌手、タレント、ダンサーそしてYoutuberでもあり、イケメンすぎてただただ圧倒されます。今回はVIP席でパフォーマンスを見せていただき、(和菓子の実演があまりにも好評で素材が無くなったので予定より早く終わっちゃいました)感動しました。フィリピン女性の「キャー」っていう歓声がジャニーズを応援してる日本女性と同じだったので世界共通をしみじみ感じました。

最後にセブに繋がりのある175RのボーカルのSHOGOさんのライブも楽しめました。セブに出来たばかりの商業施設「ネオトーキョー」をプロデュースして今回の盆踊りにも出演してくださったと言うことです。少しだけお話しできましたが奥さんの石井あみさんはめっちゃ和菓子が好きで、よく買いに行ったりイベントに行ったりしてるそうで、前回のSAKURA festivalや盆踊りにも行ったかもしれないとおっしゃってました。本当に来てくれてたら凄いですね〜

無事盆踊りも終わりましたが、和菓子のイベントはまだ続きます〜

ひとまずは主催のセブ日本人会様ありがとうございました。感謝。

和菓子で世界を幸せに in Philippines2023

はい、GW というのに、大丸梅田店で大阪ええYOKANの催事中だと言うのに、3年ぶりにフィリピンにやってきました。もちろん和菓子で世界を幸せにするためにやってきたのです。

今日から2日に渡り、現地の日本文化祭り「盆踊り」が開催されます。
2019年に2万人の集客を達成した「SAKURA Festival」それとこの「盆踊り」を合わせて開催する計画だった2020年。それはご承知のコロナで3年間ぶっ飛びました。

そしてそろそろ始動しようと現地の日本人会さん達が立ち上げてくださって、我々が参加させて頂いたということになります。灼熱の天候の中、体力勝負の和菓子実演・ワークショップ!頑張ります(ж^□^ж)ノ

三重の名店「ことよ」の岡本君も参加してくれました。彼は間違いなく全国でもトップクラスの実力の持ち主でフットワークの軽さも定評があります。20年ほど前にTVチャンピオンがご縁で知り合い、今はもうジャイアンじゃないけど心の友ですね(笑)

【七十二候・第十九候】蛙始鳴(かわずはじめてなく)

もう立夏です。夏ですよ。とにかく目まぐるしい季節です。ツバメはきっちり来ています。雁は帰りました。牡丹は咲き始め、そして蛙が鳴き始めるのです。

ウチは田舎なので田んぼに水が引かれる頃、本当にかえるの声が響き渡ります。夏が来たなぁって感じです。何気ない毎年の事なんですけど、平和ってこんなことの繰り返しだとしみじみ思ってます。

YouTubeで帰るの補食の画像を見たことあるんですが、カエルって普通に蛇を食べたりもします。逆だと思ってたのですが、そういうこともあります。
すべての生物が同じ大きさなら人間なんて蛙にすぐ食べられてしまいそうってどうでもいいことで心配になったりします。ヒマか?

大阪ええYOKAN あん庵のYOKAN

あん庵のパビリオンはどうやって生まれたか?

「いもけんぴかん」・・・単純に芋けんぴが好きだった。もちろんそれだけじゃ大阪らしさは出ないから、ウチのスイートポテトにも使ってる大阪産のさつまいもで羊羹を作り、芋けんぴを入れました。単なる芋羊羹とはちょっと違います。

「ワインレッドかん」羽曳野市はぶどうの産地。だからいくつかのワイナリーがあります。そのワイナリーの「河内ワイン」を贅沢に使用した羊羹。クリームチーズ羊羹と合わしてマーブル状に模様をつけました。

「知らんけど。かん」2022年に流行語になった大阪弁の「知らんけど」大阪人には馴染みがありますが、大阪以外の人には斬新に写ったようですね。無責任という印象もありますが、決して突き放してるわけではない言葉、むしろ愛情たっぷりなのです。知らんけど。
言葉通り味も食感も知らん。ぜひ当ててみて楽しんで下さいね。

「秀吉の茶室かん」
秀吉の茶室をイメージした羊羹。宇治抹茶で作った濃茶の羊羹6面全て金箔で覆った最高に贅沢な一品。金が高すぎて商品値段も2,000円(税込2,160円)と歴代のお菓子でダントツの高級菓子となってしまいました。でも味は本格的ですし話題性も金メダル級!です。

「とろけるいちじくようかん」

羽曳野市の特産はぶどうの他にもいちじくがあります。そのいちじくを本当にふんだんに使ってとろけるような羊羹を作りました。水羊羹とはまた違います。濃厚なのに角がなくとろける食感です。そして同じく羽曳野産のいちじくをセミドライいちじくに加工しました。それを羊羹の中に忍ばせました。いちじく好きにはたまらない羊羹となってます。

 

なんか今日はブログというより商品説明になっちゃいましたが、(端午の節句にも触れてないし・・・)たまにはこんなのもアリですね(笑)

大阪ええYOKAN 「パビリオン」

新しい感覚の羊羹。ええ羊羹。ええYOKAN。良い予感。
3cm角の立方体という規格の羊羹。
大阪らしさと食感の掛け算の羊羹。

昔からある羊羹だけど全く新しい羊羹。

元々羊羹はあんこに小麦粉を混ぜ合わせ、蒸して作るものでした。(第1期)
それが江戸時代に入り、心太(ところてん)から寒天が発明され、練り羊羹に。(第2期)
食感をみずみずしくした「水羊羹」を次の羊羹のスタイルに入れても良いですが、この大阪ええYOKANは第3期の新しい羊羹だと思ってます。

羊羹はバカ売れしている訳でもないのに廃れることがなく、知名度は相当高いという特徴かあります。この羊羹をバカ売れ状態に持って行きたいですね。

万博に向けて作ってるので、名前は「パビリオン」そして味によって「⚪︎⚪︎かん」と呼んで、万博パビリオンの「⚪︎⚪︎館」とかけています。

あん庵からはパビリオン4種類と番外編1種類の計5種類を出しています。
ぜひ大丸梅田店に来てくださいね。

 

5/9までやってます

大阪ええYOKAN 大丸百貨店にて。

業界というものは不思議なもので、普通に考えればライバル、もしくは「敵」なんですよね。でも和菓子業界はちょと特別かも知れません。横の繋がりが強くて、結構ディープなところまで教えあったり、協力したり。
今回も和菓子屋の絆がでたケースでした。

言い出しっぺの高山堂の竹本さん。彼は以前から万博に何か出来ないかと考えていて、一緒にしようと誘って頂けました。本当に初期の段階からパブリシティ戦略が得意でマスコミも注目していました。

毎週と言っていいほど打ち合わせが続き、仲間が増えていき、ブレーンも老舗も集まり今回の催事に繋がりました。でもこれ、ゴールでなくて最初の第一歩なんです。

2025に向けてさらに企画が練られ仲間も増えていくでしょう。そのメンバーにいることが出来て光栄です。でも今回のメンバー、本当に尊敬できる人達ばかりですし、組合とかの枠を超えた素晴らしいメンバーです。

みなさん、楽しんでくださいね。

明日から大丸梅田店で催事です!

久しぶりに百貨店で催事です。今回は初の試み!

2025の万博に向けての新しい大阪土産計画で和菓子屋仲間が集い、合同で羊羹を出すんです

まぁまぁキツイ日々がありましたが、みんなが一丸となってこぎつけました。

ぜひ来てくださいね!

夜11時まで準備してたのでフラフラです

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和菓子と関係ない話。でも実は関係あった話。その① 写真編マミヤU

 

写真が好きで小さい時から写真を撮ってました。
最初に使った自分のカメラは「マミヤU」もちろんフィルムカメラです。「写ルンです」もない時代なので何かしらカメラを持ってないと写真が取れない時代でした。
直線的なデザインが多かったこの時代に何かUFOを思わす外観(もしかしたらマミヤUのUはUFOのU?)は異端でした。一眼レフではなく今でいう所の「コンデジ」のような位置づけです。レンズ交換が出来ない固定式でもちろんピントはマニュアルです。レンジファインダーではないのでピント合わせはピントリングと目盛りはあるものの実質目測です。

レンズキャップは内臓式なので無くす心配もないし、その当時は常識だったカメラケースに入れる必要もなくある意味スナップシューターって感じでしたね。
ストロボも内蔵で暗さにも多少は対応出来ました。今のようにISO感度(当時はASAと言ってましたが・・・)の幅が無いというか、ISO100のフィルムを使ったらその1本を使い切るまで100のままです。今のようにコマごとにISOを切り替えて撮影できるなんで想像も出来ない時代でした。ですのでストロボはある意味必須なのです。

レンズは35mmF2.8で4群5枚のものですからそんなにチープな訳ではありません。でもこの時は一眼レフの50mmという画角(厳密な言い方をすれば焦点距離)に憧れました。今では35mmという画角も好きですがちょっと寄る感じでは取れなかったので、憧れましたね-。

僕が持っていたのは黒でしたが、色違いでシルバーがあったのはまさにUFOそのものでした(笑)

スナップはこのマミヤUで良かったのですが、問題は当時流行っていた「機動戦士ガンダム」のプラモデルをジオラマに仕上げてたのですが、その撮影でした。一眼レフではないのでレンズとファインダーの間にはどうしてもパララックス(視差)が生じるのです。それも近くによればよる程パララックスは大きくなる。(そもそもピント合いませんが)

つまづきました。これを解決するには一眼レフが必要だということを知りました。当然そんな高価なものは持っていません。どうしようと思ってダメもとで親父におそるおそる聞くと「持ってる」というのです。そういえば少し大きめのカメラ新しく買ってたよな。

お願いして借りました。初一眼レフです。「PENTAX MEsuper」当時6年生か中学1年生だったので何も分かりませんでした。今みたいにネットももないし、解説本なんてないし、あるのは取扱説明書のみ。

ASA、シャッター速度、絞り、焦点距離、被写界深度、同調速度、聞きなれない言葉が並び意味もちんぷんかんぷん。特に「絞り」って何やねん!って感じでした。カメラの本を立ち読みをし(本屋さんすみません・・)カメラのカタログ集めまくって隅々まで読みまくって勉強しました。

そしてようやくジオラマを撮るのですがもちろんライティングも無くただ撮っただけでは暗い写真になります。そこでストロボを使うのですが確かサンパック製のものでオートも無かったと思います。GN(ガイドナンバー)から割り出して撮ったと思うのですが、ストロボに同調速度があるのを分からすにとったもんですからまともに撮れてません。バウンド角度も適当だったので全然ダメでした
光量足りてないのに早いシャッター速度使ってる時点であんまし分かってなかったんだろうと思います。何しかそれで同調速度を覚え、三脚やレリーズの必要性を覚え、ガイドナンバーの公式(光が届く距離(m) = ガイドナンバー ÷ レンズのF値)を覚え、まぁこの時の体験が和菓子を撮影する時の基礎になったかなと思います(笑)

でも当時はフィルムだったので現像してプリントが出来るまでのタイムラグが3日~1週間くらいあったので、今みたいに失敗したから今度はこれで試そうとか出来なかったんです。データの値も紙に書いて置いとかないと、どういう撮り方をしたから失敗したのかという検証も出来ず、いい世の中になったとつくづく感じます。

 

マミヤU/マミヤプレスファンクラブ (awane-photo.com)

【七十二候・第十八候】牡丹華(ぼたんはなさく)

牡丹と言うのは和菓子でも結構題材に使われます。その大きく存在感豊かな花は見る人の心も華やかに変えていきます。

「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は女性の最高の美しさを表す言葉です。

和菓子の世界でもよく扱う花の一つで、工芸菓子の分野でも牡丹を作れるか否かで表現の幅の広がりがうんと違います。

ボタンの花びらは大きくて複雑なフォルムをしています。多くは「雲平」と呼ばれる生地で作っていきます。粉砂糖と寒梅粉が主な原材料で、そこに水を加えます。人によって油を加えたり、練り方が違ったりと様々ですが花弁を作って組んでいきます。いかに少ない枚数でボリュームがあるように見せるかが一つのポイントで、腕の見せ所です。

まぁ僕はそんなに上手く出来ませんが(笑)

写真が見当たらないのでまた出てきたらアップします。

 

 

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七十二候という季節があります。恐らく今この暦を使ってるのは世界で日本だけだと思います。元々中国から入っては来てるのですが、中国の暦と日本の暦は当然気候や風土の違いがあるので、気象も動物の動きも当然違います。そこで江戸時代初期に「本朝七十二候」と呼ばれる日本独自の七十二候が誕生しました。四季が明確にあるだけでも珍しいのに、それをさらに24もの季節に分けた皆様ご存知の「二十四節気」という季節があります。いわゆる「立春」とか「夏至」とか「大寒」とかですね。その24の季節を更に各3つの季節に分けたものが「七十二候」と呼ばれる季節です。おおよそ5日ほどで変わっていく季節。そんなに変化ある?って思う方もおられると思いますが、それが変わっていくんですね。季節の名前を聞くと「なるほど!」ってうなづける事も多いです。日本の素晴らしい環境とそれを感じとる感性豊かな日本人。日本に生まれてきて良かったと感じる瞬間です。 参考文献日本の七十二候を楽しむ~旧暦のある暮らし~

白井明大(株KADOKAWA)

季節七十二で候。大田垣晴子(株KADOKAWA)

くらしのこよみ

うつくしいくらしかた研究所

くらしを楽しむ七十二候

広田千悦子(泰文堂)

にっぽんの七十二候

角謙二(株式会社枻出版社)

絵で楽しむ二十四節気と七十二候

水野久美(株KADOKAWA)——————————————————————————————————

●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)https://youtu.be/Ol1nHE2v00E  

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/

仕事の意味を考えたら楽しくなってくる

月に一度外部の先生をお呼びして社員でゲームしたりお話聞いたり目標たてたり色々しています。

今日は「仕事」の意味。

「たぬきと男の物語」をみんなで見て考えました。

この話ってイソップの「レンガ積み」のお話しにも通じるところがありますよね

3人のレンガ職人の話(イソップ寓話)

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、

「ここでいったい何をしているのですか?」

と尋ねた。

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。

「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」

旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。

もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。

「ここでいったい何をしているのですか?」

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。

また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。

「ここでいったい何をしているのですか?」

旅人は興味深く尋ねた。

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

1人目は、
希望・夢・志などの使命感はまったくありません。

ただ言われたからやる。言われなければやらない。

ただ“レンガ”しか見ていません。
作業としての仕事、労役としか感じていません。

2人目は
“お金を稼ぐため”に否応なしに働いている。
“壁”しか見えていません。

3人目は、
「後世に残る歴史的事業に参加して町中の人を笑顔にするため」
という志を抱き、明確な目的意識を持って働いています。
100年以上先に完成する“大聖堂”建設のため、

仕事を“使命”と感じ、自ら喜びを感じています。
同じ「仕事」をするのに精神的にいいのはどれでしょうね。

西洋の概念では仕事は「罰」であり罰は受けたくないという考えがあります。
日本人は昔から仕事を「罰」とする概念はありませんでした。でも今は仕事がつらいと感じてる人が多くなったかもしれませんね。仕事って必ず誰かを幸せにすることなんです。誰かを幸せにした結果お金が入るという行為なんです。それの反対が誰かを不幸にしてお金を得ることを「犯罪」と言います。要するに自分が幸せになるには誰かを幸せにすることがマスト。だから自分の為にも仕事は楽しんですることが世の中を良くすることに繋がると思っています。

引用 ◆「3人のレンガ職人」のイソップ寓話から働くことの意味を考えてみた。 (central-engineering.jp)
イソップ寓話「3人のレンガ職人」に学ぶ、モチベーション高く働く従業員を育てるヒント 株式会社トータルエンゲージメントグループ (total-engagement.jp)

●松田なんで店をつくったのか? https://w-anan.jp/about/
●お菓子作り紹介(和菓子職人あきらYoutubeチャンネル)  https://youtu.be/Ol1nHE2v00E